青空の蛇足な話

●森山由孝のお仲間探し ページ33

こんにちは！皆のアイドル、森山由孝だよー☆

ねえねえ皆！俺聞きたいことがあるんだ！



どうしてうちの部はこうもリア充が多いのでしょうか..(ｷﾞﾘｨ



蒼井「はい、ユキ。スコアボード持ってきたよ。」
笠松「サンキュー」


浦城「あんたねぇ、ちゃんと汗拭きなさいよねぇ!!風邪ひくわよ!!」
早川「おう!!心配してくれてあ(り)がとうな!!」


黄瀬「輝センパーイ!!見に来てくれたんスか!!」
輝「え？いや泉の忘れ物届けに……」
黄瀬「そこは嘘でも俺を見に来たって言ってほしいス!!」


クソうらやま……マジクソうらやま...

最近こっち側だった小堀も文化祭の女の子とメールでいい感じだって聞くし(※盗み見)……

どいつもこいつもリア充謳歌しやがって………っ!!



森山「なぁ!!同志・中村よ!!!!」

中村「俺ナンパ厨じゃないんで。」



と自主練に戻ろうとする中村を俺は慌てて捕まえる。

中村はめんどくさそうに振り返る。ねえ、キミ直の後輩だよね？



中村「ﾊｧ……言っときますけど俺は別に主将達や黄瀬、小堀先輩達が付き合ってもなんとも思いませんよ？」

森山「でも早川達が別れてほしいと思っているんだろう!!なら同志だ!!!」

中村「そうですね...確かに思ってますが、」

と、一度切ってメガネをかけ直してこう続けた。


中村「……ですが別れ方にもよりますね。一番好ましいのは浦城が早川に完全に呆れてもしくは幻滅して浦城から別れを切り出す別れ方です。逆に一番好ましくないのは早川から別れを切り出したものですね。この場合浦城が早川のことを引きずってしまう確率が非常に高いです。おそらく俺と付き合うことになっても浦城はやっぱり早川のことをずっと思っていることになるでしょう。そのことを考えたら、浦城が付き合いたいと考えるうちは無理矢理別れさせるのは良くないと思うんで――――」


森山「あ、もういいです。」

どうやら、中村は俺の同志ではなかったらしい。

いや、であったと信じたい!!!



森山「やっぱり俺の同志はお前だけだっ芳井!!!」

芳井「ん？どうしたよ、森山。」

森山「どうしてうちの部はこうもリア充が多いんだ!!羨ましい!!男子だけ爆ぜろ!!」

芳井「そうだよなぁ...ゆっきーだけマジ爆ぜろ!!」


うんうん!!芳井は俺の仲間だって信じてたよ!!

森山「よし!!なら今度リア充になるべく新しい出会いを探しにくぞ!!!」




芳井「あ、俺彼女いるから、新しい出会いはいいわぁ。」




あれ？

ひょっとして裏切られた？

☆お好み焼き食べないか？１→←●呼んでほしい早川君と呼びたくない浦城ちゃん

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