想い想って、振られてます。【沖田総悟】

プロローグ ページ1

今日も絶え間なく、太陽はサンサンと輝き続ける。
あ、太陽とサンは掛けてるわけじゃないよ？
あぁ、眩しい。眩しすぎて直視出来ない！！





「あれ、沖田総悟だ！！写真撮ろっ」

「え、ほんとだ！私も………」




「それじゃあ、私も！！」

「え………？」

「……誰？」




うん、うん！！
バズーカ構えてる沖田さんもかっこいい……

しかもカメラ目線だなんて、今日は



「…死ね」

「……ラッキ…うわぁああああぁぁい……！！
シャッター押せた！！やっほぅいぃ！！！！」




「…打たれて喜ぶたァ、あんたさてはドMだねィ」


「沖田隊長！今日も昨日も明日も愛してます！！
あ、そうだ大丈夫ですか？写真撮れた？」



女の子二人に声を掛ける。
あれ、泣いてる、それに震えてる？
あぁもしかして。撮りそびれちゃったのかな。



「……はいこれ！秘蔵のコレクション。沢山有るので良ければ………」

「良くねェだろ」

「……え。あれ、もしかして隊長、写真映りとか気にするタイプですか！？
ごめんなさい！！じゃあ選んで………」

「……………」




機嫌悪くしちゃったかな。
だけど、うんうん。また一つ賢くなったぞ！



「あとそれ、没収な」

「………そんな！！私の生きがいが！……あ…」

「…ん？何でィ。顔、真っ赤ですぜィ」

「当たり前ですよ！沖田隊長の美しい右手が私の腕にッ！あぁ、夢ならば覚めないで！！」




掴まれた腕。
ツボにはまったのか、ケラケラと笑う隊長。いつもなら、シャッターチャンスってカメラ構えてるのに。

最近可笑しい。
前はしなかったのに。沖田隊長の他のファンの人に胸が痛むことなんてなかったのに。









＿＿＿＿＿＿＿＿



大空 A 17歳



7番隊隊長。


とにかくポジティブな女の子。元気だけが取り柄。
とても優しいのだが、少しズレているところがある。
沖田さんのことを愛してる。

本人曰く、

「この想いは、うちの深めな風呂くらいに深い！！」


らしい。
しかもそれを、ドヤ顔で本人に告げたらしい。




髪は茶色で、瞳の色は桃色。
結構ドジなので、真選組の隊員はヒヤヒヤしている。


才能より努力の人。


ちなみに、沖田さんのことを沖田隊長か、隊長と呼んでいる。戦いの際は軽やかな身のこなしが特徴。

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