遠くから応援してたはずなのに【まふまふ】

36話 ページ37

____


「今日も美味しかったよ」

A「ありがとうございます！またのご来店お待ちしております！」





A「…ふう」



ようやくお客さんが少なくなってきた


疲れた 人と話すのが苦手だから精神的にも疲れた



でも、来てくれたお客さん達が笑顔で帰っていただけるのはすごく嬉しい




今は午後1時過ぎ

お昼ご飯を食べに来たお客さん達は次々と仕事場や家へ帰っていく



カランカラン____


ベルの音が鳴る




「いらっしゃいませー」




お客さんが来たようだ


2名様のようだけどここからではの視界では顔が見えない

男の人…かな



よし、あと一息頑張ろう





A「あ、食器片付けなきゃ」


エプロンをくくり直し食べ終わった食器を持ちに行く






「あ、すみません」


わ、美形さんだ



A「は、はいっ。ご注文お決まりでしょうか？」

ポケットからメモ用紙を出す





「スパゲッティと


「桜木さん？」

…え？」



A「…へ？」


急に私の名字を呼ばれ、ビクッと肩を揺らしてしまった








あれ…この声






振り返ると___







まふまふ「久しぶり、桜木さん」







A「まふまふ、…さん？」

まふまふ「うん、そうだよ。」

A「………っ//」


優しく微笑んでくれるまふまふさん


どんどん顔が真っ赤になっていくのが分かる





また、会えた

嬉しい もう会えないと思ってた



A「〜っ//お、お久しぶりです」



嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちが込み上げて来る


まふまふ「うんっ、久しぶり」

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