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………片手の不自然な暖かさに目を覚ますと、自室とは違う薬の匂いと共にゾムがワタシの手を握ってベッド脇で眠っているのが見えた
二人の手の甲にはそれぞれ点滴のチューブが繋がっている
…何か夢を見ていた気もするが、意識の覚醒と共に忘れてしまった…というか、目覚めた状況の不思議さによって夢の記憶なんて何処かに飛んでしまっていた
この状況だけ見れば、まるでワタシの方が重傷者みたいだ
『………ゾム』
未だ新緑を閉ざして眠りこけるゾムにとりあえず声を掛けるが、ちっとも目を覚ます素振りがなく完全に眠っているようだ
『………なあ、起きろって』
「んん、……む……………ぁよ」
声を掛けてもすやすやと眠っているゾムの肩を何度か揺すると、寝惚けて何か言いながらも目を覚ましてくれた
『何でそんなところで眠ってるんだ』
「いや〜、何やAが魘されてるっぽかったから手でも握ればエエんかなあって思ったんやて」
魘されてるの治って安心したら寝てもうてたわ。と当の本人は至って何事も無さそうにからりと笑って見せた
「こんにちはー…ってあれ？」
お互いの無事を確認し、ベッドに腰掛け駄弁っていると病室の扉が開いた
扉から顔を覗かせたのはロボロだ
『おはよう、ロボロ』
「どない顔してんねんロボロ、ただでさえアホな顔してんのに余計アホみたいな顔になってんで」
ロボロは状況が上手く飲み込めていないのか、病室の扉を開けたままポカンと立ち尽くしている
その姿がツボにハマったのか、ゾムはゲラゲラと笑い転げている
「…………え…ちょっ、皆ー！二人とも起きてんで！！」
数秒の間を置いて漸く状況が飲み込めたのか、ロボロはインカム片手に叫んでいた
ワタシたちはインカムを外していたので害は無いが…あれは耳を痛めるだろうなぁ
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ワタシたち二人の目覚めは見舞いに来たロボロによって幹部全員に伝わり、二人揃ってトントンの(心配から来る)粛正を食らったのは言うまでもない
そして粛正後に聞かされた話では、食屍鬼達は消息不明となり捜索しても痕跡さえ見付けることは出来なかったらしい
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ネタも無いし書くの飽きたんで更新停止
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
