332.批評家の怪2 ページ32
「目の前の〜」から繋がるはずの文の続きに、不自然に「〜らしかった」が繋がっています。
前半の「目の前の〜」はAさんに話し掛けていることを書いているのに対し、
後半の「〜らしかった」はAさんの反応、やりたかったことを書いています。
しかしこれでは話どころか内容が繋がっていません。
前半に行動を書くなら、後半に行動の結果(ふりかえった、目をそらされた など)を書かなければ文がちぐはぐになってしまいます。
もちろん、同じ内容で違和感のない文に修正することはできます。
(例文2:目の前のAに話し掛けると、挨拶をしてもいいか、と問われた)
こんな感じにね(?)
しかし、この批評家気取りの方が称賛していたものは(例文1)ほど酷い文章でしたから、
最初は彼女の批評がまともだと思っていた私は、おかしいなあと思ったものです。
そのような不自然な批評ばかりしている女が、「ひとのためになる」指摘ができると思いますか?
まず無理です。もちろん偶然「ためになる」指摘をすることもあるかもしれませんが、正直望み薄です。極薄です。
能無しの指摘は邪魔でしかありません。ほとんど自明ですが、この方がまともな批評をする日が来る可能性は無に等しいでしょう。
……とすると、つまりこの女の言う「指摘をしないと作者のためにならない」とは嘘になってしまうわけです。
本人も知らぬうち、嘘となりはててしまったわけです!
……少し話は変わりますが、彼女の囲いは彼女を称賛し「的確な批評」「的確な指摘」としています。
的確? 妥当? 作品のことを考えている……? それが本当に賢い人だって?
は?
「本当に作品のことを考えた批評」だと言っている方もいました。そういえば、「細かく指摘点を書いている」から作品をよく考えていると言っていた奴もいましたね……
なるほど^^
……ええと……
……
はあ??
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作者名:かるせ | 作成日時:2017年10月31日 9時