�后ヌ世韻覆ぬ襪量楹个� ページ23
「─ん…」
「─！」
意識が浮上する。…頭が重たい。あれ、何が、どうなったんだっけ。揺れる頭に鈍痛が響いて、思考が安定しない。─記憶が、途切れていた。身体が、やけに重たい気がした。
「だ、大丈夫ですか！？しっかりしてください！」
やけに上擦った声がする。高い声だけれど…これは、男の子だろうか。何処か雰囲気が、彼に─キリアに似ている気がする声だった。
のろのろと瞼を開ければ、ぼやけた人型のシルエット。茶の短髪に、白い服。身体の両脇に見える白いものは─羽根？
「どうしましょう、パルテナ様…これって、《フィギュア化》の反動とかでしょうか？」
『ええ、恐らくは。まだ完全に安定はしていなかったのね。…仕方ありません。ピット、彼の台座に片手を。そのまま少し待機でお願いしますね。』
「は、はい！」
特に重たい足の方へ、白い人影は手を添えた。その指先からふと、ぴりぴりと痺れるような感覚が、足を伝って全身に渡って─
『─それっ！』
「ぅ、わあぁっ！？」
途端、頭─この場合は足先だろうか？─から冷水を掛けられるのにも似た衝撃に、思わず声を上げて飛び退いた。そうしてドキドキとなる胸を落ち着かせる間に─先程まで身体中を包んでいた倦怠感が消え去っていることに気づいた。石のように重たかった足も、すっかり軽くなっている。
いや、それはいいのだけれど。今、何が…？
「─っぱ、パルテナ様、酷いじゃないですか！痛いならそう言ってくださいよ！」
『あら、ピットまで痛かったんですか？それはごめんなさい…女神のたまのミスだと思って、許してくれませんか？ね？』
同じく飛び退いていた白衣の少年は、何処からか雲海に響き渡る荘厳な声に「え、いやその、許します、けど…ハイ」と狼狽えている。…いやいや、許しちゃうんだキミ。
姿の無いモノと漫才を繰り広げる少年に半ば呆れていると─不意に、少年の空の色をした瞳が此方を向いた。
「あ！…そ、その、大丈夫です、か？」
しどろもどろに言葉を紡ぐ少年は、1度合わせた瞳をすぐにうろうろと泳がせた。…とてもじゃないけど、先程自分を鉄球で吹っ飛ばした存在とは思えない。
そこまで考えて─ハッとする。そうだ、確か自分は…
「─ああ、うん。もう平気だよ、有難う。」
「そ、そうですか！良かったぁ…」
安堵したように息を吐いた少年は、ふとその目の色を真剣なものへと変えた。
…ボクは、知らなきゃいけない。今、この世界に何が起こってるのかを。
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チイチ(プロフ) - suwaroさん» こんにちは！来ちゃいました、続編に…！またコメント下さって本当に嬉しいです、有難うございます！頑張らせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします！ (2019年11月21日 20時) (
レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
suwaro - 続編キター！これからも頑張ってください！ (2019年11月21日 6時) (レス) id: 1a4b63d778 (このIDを非表示/違反報告)
チイチ(プロフ) - Mirai atさん» こんにちは！続編でもコメント頂けてとても嬉しいです…！有難うございます！ これからバンバン更新していきますので、またよろしくお願いします！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai at(プロフ) - ついに続編ですね!更新待ってまーす。 (2019年11月18日 15時) (レス) id: 86ab96dee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チイチ | 作成日時：2019年11月16日 1時
