∵†第七話†∴ ページ9
だけど、紅覇はそれを気にした様子もなく。
「う、動くな!」
盗賊団は、そんな紅覇の首元に刃を当て続けている。
「…………ねぇ、君達さぁ……」
『死んで?』
その言葉が聞こえた瞬間、紅覇が盗賊団の奴の支配からいとも簡単に抜け出し、背中の大剣を握る。
「金属器、『如意練刀』」
白い布に巻かれていた大剣が姿を現す。
そして、その剣の持ち手のすぐ近くに。
「!八芒星……!」
………そうか。
紅覇も、金属器使いだったんだ。
唖然としながら、それを眺める。
紅覇が大剣を横に薙ぎ払った直後、剣が巨大化した。
「え、ちょ……、でかっ!」
これ、私も巻き添え食らうじゃん!!
「武器化!アスール・コード(氷雪の演舞)!」
左耳のイヤリングと、右手に持ったレイピアが光り、形を変える。
元々の私の所持しているレイピアの形は、至って普通。柄にはあまり装飾は施されていなく、湾曲した金属板(護拳っていうんだけど)は網のようになっていて、持っている方の手を守ってくれる。
武器化したレイピア?それはもう、レイピアと呼べるのかどうかというところだわ。
柄頭と鍔には左右に氷の結晶のような装飾が広がり、護拳はなくなり、刀身からは微かな冷気が漂う。
切り裂く、刺突した相手のその部位を任意で凍らせる効果があるレイピア。
そのレイピアを体の前に構え、言い放つ。
「アスール・ルナンド(氷雪の怒り)!」
風、しかも雪混じりの風が私を取り囲むように吹く。
そしてそのまま、私を空へと誘った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……でも無事で良かった」
「僕があんな奴らにやられるわけないでしょ〜?」
先程の盗賊団は、ほぼ全て、紅覇の手によって壊滅。
生き残った奴らも、命からがら逃げ去った。
「……それで、これからどうする?」
魔法の絨毯壊れちゃったしなぁ、煌帝国、どうやって向かおうか。
「あ、そっか、A知らないんだっけ」
「え、何を?」
「ここ、もう煌帝国だよ」
…………へ?
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時