∵第四十一話∴ ページ45
紅覇side☆
「……終わりだね」
僕は詩吾屡とか言う奴の首に如意練刀を突きつけた。
「……ふ、ふははは!!」
「!?」
何こいつ……、いきなり笑い出すとか、マジきもいんだけど。
「何笑ってんの?きもいんだけど」
僕はそう言って、そいつの首を串刺しにした。
そして、くるっと振り返り、Aと――――
「え……、いな、い………?」
………まさか。
元から、これが狙いだった?
その瞬間、紅覇はこいつを殺した事を後悔した。
どこを探しても、いない。
辺りを見回しても、いない。
『紅覇』
そう、笑顔で呼びかけてくれる彼女が。
「……戻ってきたか」
「どうでした?紅覇」
「………」
何も、言えない。
「ところで、Aはどうした」
「!」
炎兄が、Aの事を探す。
「……多分、いや、十中八九……、さらわれた……」
「「!!??」」
「……紅覇、お前がいながら何故こうなったのか説明しろ」
「……僕が、こないだの奴と戦ってる最中……、僕は不覚にも、Aに目がいかなかった……。目の前の奴を倒す事しか考えてなくて……。……それで、敵を倒して、探したけど、どこにもいなかったんだ……」
僕は。
僕は、何て事を。
「……紅覇、悩むより行動に移したほうが良い、紅明、今すぐ皇子皇女、従者を全員、会議室へ呼べ」
「はいはい、わかりましたよ」
そう言うと明兄はすたすたと宮殿の中へと歩いていった。
「僕のせいでッ……」
僕が、あいつを殺す事だけじゃなくて、Aを見れていたら、こんな事にはならなかったかもしれないのに。
Aがさらわれたのは、僕のせいだ。
「……紅覇、いつまでもそんな風にウジウジしてるつもりか。俺はお前がそんなに弱い弟だとは思わなかったぞ」
「!………僕が、弱い………?」
「そのままずっと、ウジウジしているならな。……少しでもAを心配する気持ちがあるんだったら、さっさとAを助ける方法を考えろ」
そうだ。
炎兄の言うとおりじゃないか。
僕はAを救いたくないの?いや、救いたい。
ならば――――
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時