∵†第三十八話†∴ ページ41
紅炎さんの言葉が終わって一番に口を開いたのは、私ではなく紅覇だった。
「炎兄、勿論それ、僕も行っていいんだよね」
「ああ、その辺りはこちらに任せるそうだ」
…………よかった………。
紅覇がいれば、何とか耐えられそうだ。
「分かりました、行きます」
そう言うと私は一礼し、紅覇と共に歩き出した。
徐々に、目的の場所へと近づく。
一歩足を進める度に、私の中からは恐怖心が沸き出ていた。
「…………A?」
そんな私の様子に気づいたのか、紅覇が優しく声をかけてくれる。
「……………………こわ、い…………………」
ぎゅ、と紅覇の服の裾を握り、うつむく。
「…………大丈夫。僕の後ろに隠れてて」
その言葉と同時に、紅覇は私を守るかのように、自分の後ろに隠した。
「………お前か」
しばらく歩き、敵がいる場所へと到着する。
「……………彼女は?」
そんな敵の問いかけに、私は顔だけ、紅覇の後ろから出した。
「!!………………A………………、ああ、会いたかった…………」
そう言うとその人は私に向かって歩み始める。
しかし。
「動かないでよねぇ、お前のせいでAがすごい怖がってるんだからさぁ」
紅覇から向けられた如意練刀に、敵は立ち止まった。
久し振りに見る、殺気全開、丸出しの紅覇。
「…………安心しろ。今日は戦いに来たわけでもないし、Aを拐いに来たわけでもない。ただ話をしに来たんだ」
「そんな言葉、信じると思ってるのぉ?」
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ここ長いな、tk眠い………。
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時