∵†第三話†∴ ページ5
「………そういえば、練さんはどうやってここまで来たの?」
散々泣きまくって疲れた私は
木陰で
練さんのお膝に座らされてます((
…………あ、向き合う形じゃないよ?
同じ方向向いて、ね?
「魔法の絨毯〜」
え、何それ。
「空飛べるの?」
「うん」
そんな便利な物、聞いたことない。
「煌が独自に開発した魔法道具だよ〜」
「そんな物があるんだ………」
世界は広いなぁ。
「…………………ところでさ」
「んー?」
「私の髪の毛で、何やってるの?」
会話中、ずーーーーーーーっと練さんは私の髪の毛をいじっている。
「いやぁ、綺麗な銀髪だなぁ、って思って、ただおろしてるだけじゃ勿体なかったからさ」
ひょい、と後ろから鏡を渡され、今の髪型を見てみる。
「…………うわ、すごい」
おろしていた銀髪が、左右からは二本の三つ編みが後ろで一緒に固定され、残った髪の毛は耳の下、どちらかというと顔に近いあたりで二つ結び。しかもその二つ結びにも、ところどころ綺麗に編まれた三つ編みが入っている。
自分でいっちゃああれだけど……………、さっきの私より、綺麗。
「さてと。じゃあそろそろ行こっか」
私ごと立ち上がり、お忍び旅行にしては小さい荷物の中から、丁寧に畳まれた絨毯を出す。
「…………あ、後さ」
「何?」
それを広げながら聞いてくる。
「練さん、やめて。紅覇でいい」
………………こう、は。
「……………いいの?」
「当たり前でしょ?何?Aは僕の事、紅覇って呼びたくない?」
「あ、いや、そういうわけじゃないけど……」
人の名前呼ばせてもらうのなんて、久しぶりだから………。
「じゃあ紅覇、ほら、呼んでみて」
私にワクワクしたような顔を見せ、早く早く、と、口では言わないにしろ、急かす。
「……………紅覇」
照れくさくて、うつむきながら、小さい声でしかなかったけど。
「よく出来たね」
と言って、微笑んでくれた。
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時