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∵†第三十一話†∴ ページ34

「――――おはようございます」


紅覇と一緒に食堂へ来ると、既に紅玉ちゃんとジュダルさんが朝食を食べていた。


「Aちゃん、おはよう!紅覇お兄様も、おはようございます!」


紅玉ちゃんがにこっと笑って挨拶をしてきてくれる。

「おはよぉ〜」


「………」


チラリとジュダルさんを見るが、むっす〜〜〜とした顔で黙々と朝ご飯を食べていた。



「紅玉ちゃん、隣いい?」


「うん!いいわよ!」


紅玉ちゃんに許可を貰ったので、紅覇にもおいでおいで、と手招きする。


「失礼するね」


ガタ、と椅子を引き、座った。

紅覇も一歩遅れて椅子に座る。




「……えっと、Aちゃん、一つ聞いてもいいかしら?」


紅玉ちゃんが私と紅覇を見て言ってくる。



「うん?どうぞ」




「あのね……、……何で紅覇お兄様がそんなにくっついていらっしゃるの……?」



え?あぁ、うん、これか。


そう、昨日から付き合い始めた私達は、誰が見てもくっつきすぎだろ、と思うほどの距離である。



「あー……、うん、これは」



と言ったところで、紅覇が私の言葉を遮った。


「僕達が、付き合う事になったからだよぉ」



紅玉ちゃんの顔が、ぽかんとした顔になる。



「えええええええええええええ!?Aちゃんとお兄様が!!!???」



「こ、紅玉ちゃん、落ち着いて!」



もの凄い大音量で叫ぶ紅玉ちゃん。朝からこの大音量はきついよ、うん。



「え、えぇ……、それにしても、いつから……?元々お似合いだとは思っていましたけれど……」




え……、お似合いだったの……?



「んー?昨日からだよ。ね?A」



微笑みながら、こてん、と首を傾げて聞いてくる。うああ、こういうところは可愛いんだよなぁ。


「う、うん……」



おずおずと私が頷くと、紅玉ちゃんの顔がぱあぁっと輝いた。



「素敵ですわぁ……!お兄様達に知らせなくては!」



そう言うと、まだ残っている朝食を置き去りに、パタパタと走って出て行ってしまった。



それと同時に、召使いの人が、私達の朝食を運んできてくれる。



「あ、ありがとうございます」


もう今日で五日目ぐらいになるのだが、未だに慣れないね……、誰かにご飯を持ってきてもらうなんて。懲りずにお礼言っちゃうもん。


すると、その召使いさんはぺこりとお辞儀をして、元いた場所に戻っていった。



「それじゃ、食べよっか、A」



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設定タグ:マギ , 練紅覇 , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時

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