∵†第二十四話†∴ ページ26
ドンッ!!!
緊急要請を受け、幹部たちが集まった会議室に響きわたる、鈍い音。
「炎兄っ!あいつは誰なの!?」
紅覇が思いっきり机を叩いた音だ。
「落ち着け紅覇。焦ってもいい事はない」
先程の事件でいきりたっている紅覇。
「そんなこと言ったってさぁ!!」
「…………紅覇、とりあえず、落ち着こ………。………ね?」
宥める様に私が言い、何とか怒りを収める紅覇。
「よし、それでは今から、さっきこの宮殿へと不法侵入したやつについて、情報をまとめる。まず、紅覇、A、あの時の状況を説明してくれ」
ちらりと紅覇を見ると、Aが説明して、と言っているように見えた。
「えっと………、じゃあ、はい。私から説明させていただいてもよろしいですか」
挙手をし、紅炎さんに許可を求める。
「ああ、頼む」
ドクドクと、激しく脈打つ心臓。
(落ち着いて、いつも通りに、あったことを話せばいいだけよ)
この場には、私の知っている人しかいない。しかし、人付き合いが苦手な私にとっては、十分緊張する場だ。
ーーーー深呼吸をし、呼吸を整える。
「……それでは、説明させて頂きます。………私は、今回の議題に上がっている男性が、紅覇の部屋に突っ込んできたとき、二人でおしゃべりをしていました。その男性は、いきなり部屋の扉を思いっきり開けて、現れたのです」
「………ふむ」
紅明さんが、小さく呟く。
「何となくですが………、向こうは私の事を知っているようでした。勿論、私は向こうを知らないのですが……。………そこで、紅炎さん達が駆け付けてくれました。………後は皇子、皇女様達が知る通りです」
「ふむ………。再度確認しておく、お前はあいつを知らないんだな?」
紅炎さんの質問に、私はキッパリと答えた。
「はい。知りません」
「分かった、では次、そいつについて何か知っている者は手を挙げろ」
「はい」
一番最初に手を挙げたのは、白瑛さんの従者であり、眷属でもある、李青舜さん。
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時