∵†第二十二話†∴ ページ24
「………それにしても、Aがあんなに強かったなんてね〜……」
紅覇とおしゃべりし始めてから、15分。
(…………やっぱり、何か変だ)
こう…………、上手く説明出来ないけど胸の辺りがモヤモヤする。
…………………病気………、なわけない、よね?
ううむ、と唸る。
「…………?A?」
突然黙ってしまった私を心配したのか、紅覇が私の顔を覗き込んでくる。
「えっ!?あ、あぁ、ごめん、ボーッとしてた……」
あぁもう、しっかりしなくちゃ!
その時だった。
バァンッ!!!
「「!?」」
突然部屋の扉が勢いよく開き、見覚えのない人物が現れた。
「…………あんた、誰?」
紅覇が殺気丸出しで、そいつに近づく。
しかし、そいつはそれを気にする様子もなくーーーー
「A…………、ようやく………、ようやく見つけた………!」
その言葉に続き、バタバタという大勢の足音が聞こえてくる。
「A!大丈夫か!!」
「Aちゃぁん!ご無事ですのっ!?」
「A殿!大事はありませんか!?」
「Aさん!ご無事ですか!?」
駆けつけて来てくれたのは、何を隠そう(別に何も隠してないけど)、煌帝国の皇子皇女様方(紅明さん除く)。
「皆さん、集まって、どうしたんですか………?しかも、この人は……?」
何せ、私こんな人知らないし。
「A………?俺の事………、覚えてないのか……?」
その言葉と同時にその人……、その男性が、一歩踏み出す。
「止まれ」
それを防ぐように、紅覇が私の前に立ちはだかり、その男性に如意練刀を向けた。
そして、その男性の後ろでは、紅炎さんは剣を、紅玉ちゃんは簪を、白龍さんは槍を、白暎さんは扇を向けている。
「ああ………、こんなところに閉じ込められて………。可哀想に………、今助けてあげるからね………」
そう言うと、その男性は腰の剣を引き抜きーーーー
ガキィッ!
紅覇に、切りかかった。
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リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時