検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:116,283 hit

∵†第十四話†∴ ページ16

「うぅ……やるしかないか」





紅覇相手。並の相手ではない。






……とはいえ、魔力は無駄に出来ない。最初は武器化からいこう。




腰のレイピアを抜き、高らかに唱える。




「武器化!アスール・コード(氷雪の演舞)!」





「へぇ?武器化だけでいいのぉ?」



そう言う紅覇も、背中の『如意練刀』を抜いていた。




「うん、とりあえずね」





だって全身魔装なんかしたら……、ああ、考えるだけで恐ろしい……。




「ふぅん、まぁいいけど。それじゃ、夏黄文、始めて」




「了解しました。両者、位置について」




ザッ、と音が鳴り、互いに一歩踏み出す。






「はじめ!」





その言葉と同時に、中庭の芝生を思いっきり蹴る。それこそ、一回で紅覇に届くぐらい。



しかし、それは紅覇も同じだった。



ガキィッ!




二人は空中で衝突し、お互い、自分の獲物に体重と力を込める。




「その!レイピア!よく!折れない、ねっ!」




「まぁねっ!」





キィンッと紅覇の如意練刀をはじき返し、斬りにかかる。



ガァンッ!!




紅覇はそれを受け止め、はじき返した。




それを機に、攻めと守りが逆転する。




(あのでかさの剣をもろに受け止め続けたら流石にまずい……、緊急時以外は避けた方がいいな)




私を斬りにかかる紅覇の如意練刀をひらり、ひらり、とかわす。




………ああ、流石に、隙がないな。






その時点で、私は手を上げた。『タイム』の合図だ。




それを見た夏黄文さんが、「タイム!」と高らかに言った。





「なぁに?どうしたの、A?もしかして、もう終わり?」





「うん。…………武器化はね」




そう言うと、私はレイピアの柄を右側に、切っ先を左側に向けるようにして構えた。






「氷と雪の精霊よ……、汝に命ず、我が身に纏え、我が身に宿れ……、我が身を氷雪の女帝と化せ、ウスア!!」





ギュオォオ、と、雪交じりの風が私を包み込む。





「「「「「全身魔装!?」」」」」(←夏黄文、紅玉、白瑛、白龍、紅明







「うわぁ……、面白い……」





そしてその風が止むと。




中央には、氷の女帝が立っていた。

∵†第十五話†∴→←∵†第十三話†∴


ラッキーアイテム

バーベキューセット

ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:マギ , 練紅覇 , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。