検索窓
今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:116,292 hit

∵†第十話†∴ ページ12

―――――――in煌帝国☆





「…・・・ここが、煌帝国……」




大きい、とても。





いや、実質、さっきからずっと煌帝国にはいるんだけど……、こう、何ていうの?本拠点みたいなのを見ると、余計に?





「さぁ、A、行くよぉ」






「あ、うん」






魔法の絨毯から降りて、紅覇の斜め後ろに並ぶ。







それを確認すると、紅覇は城内へと歩き出した。






「えと、紅覇……、どこ行くの?」






「ん〜?炎兄のところ〜」





炎兄って……誰。





「炎兄…・・・さん?って、誰?」






私がそう言うと、紅覇はいきなり立ち止まり、僕の方を見て笑った。





「ふふ……そっか、Aは炎兄って言われてもわかんないよね。炎兄って言うのは、僕の兄で、この煌帝国の現皇帝、練紅炎のことだよ」




「こ、皇帝様っ!?」






めちゃくちゃ偉いじゃん!国のトップじゃん!







………流石、皇子。





「だからといって、緊張する必要もないよぉ?さ、行くよ」





そう言って、私の手を引っ張る。





「あ、待って」





こけないように、急いで足を出した。









「――――さ、ここが炎兄の部屋」





少し歩いて着いたのは、凄く豪奢な扉の前。





もしかして、全部屋、こんな風に造られてるのかな……?





「入るよぉ〜」





そう言うと、紅覇は扉を軽くノックした。







「炎兄〜?僕、紅覇だよぉ」






少し間が開いて、帰ってくる声。








「入れ」






「おっじゃまっしま〜す」








言葉と同時に、紅覇は豪快に扉を開けた。









「きちんと帰ってこられたようだな。…………ん?後ろの女性は誰だ?」







ううう、いきなり見つけられた。当たり前だけど。






「あ、この子ぉ〜?この子、この旅行の途中で拾ったんだぁ。ここに住んでもらってもいいよねぇ?」







「ほう、いいだろう」





「わーいっ!炎兄ありがとうっ!」




途端に、紅覇が私に耳打ちをしてきた。





(A、炎兄に名前言ってきちゃいな〜)



「あ、うん……」







と言われても、何を言えばいいのだろう。








とにかく、沈黙だけはまずい、と思い、言う言葉も決まらないまま、口を開いた。









「えっと……、簾桜Aと申します。第84迷宮【ウスア】の攻略者です……、よろしくお願いします」





*********
  文字数→

∵†第十一話†∴→←∵†第九話†∴


ラッキーアイテム

バーベキューセット

ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:マギ , 練紅覇 , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。