∵†第九話†∴ ページ11
「紅覇さまぁああぁああぁぁああぁぁぁぁ!!」
うわ、煩い……。
紅覇が町長のところで呼んだ迎え、それは三人の魔導師だった。
名前を、顔……というか、目に包帯を巻き、お札みたいなのをつけている人が純々さん、それを腕につけている人が麗々さん、またまたそれを腹部につけている人が仁々さんというらしい。
三人は紅覇の従者らしく……。
ちなみに、さっき叫んだのは純々さんという方。
「お前達〜、元気だったぁ?」
ニコニコと笑いながら三人の従者に囲まれる紅覇。
「勿論でございます!」
……嬉しそう。
紅覇のこと、大好きなんだな。
「あ、そうだぁ、お前達に紹介する子がいるんだよぉ、A」
突然名前を呼ばれ、びくっとする。
「あ、はい……。えっと、簾桜Aといいます」
おずおずと前に出て、口数はなるべく少なく、手短に、名前だけ告げる。
「私、純々と申します」
「麗々と申しますわ」
「……仁々」
「純々さん、麗々さん、仁々さん、よろしくお願いします」
よし、私にしちゃ頑張った方だ。
「Aはねぇ〜、金属器使いなんだよぉ。だから、煌帝国の食客になってもらおうと思ってるんだぁ〜」
……そこまで紹介しなくてもいいのに………。
多分、仲良くなれないと思うし……。
「Aさんですね、よろしくお願いします」
純々さんが、私に握手を求めてくる。
「え、ぁ……」
どうしたらいいかわからなくて、紅覇の方を見ると、紅覇は微笑みながら、こくりと頷いた。
「こ、こちらこそ……」
徐に右手を差し出し、握手を交わした。
「それでは紅覇様、国に帰りましょう!さぁ、Aさんも!」
麗々さんが広げてくれた魔法の絨毯に、紅覇と一緒に乗る。
「あ〜あ、またこれかぁ〜」
………また言ってる。
「それでは、向かいますよ!」
全員乗ると、魔法の絨毯は、瞬く間に大空へと飛翔した。
ラッキーアイテム
バーベキューセット
ラッキーカラー
あずきいろ
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» あ、そーそー、ここ1個目のコメント欄だから、3個目にいったほうがいいよww (2014年1月13日 11時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 椿いないね~! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - あと、ちーさんじゃなく、ちーと呼んでください!!敬語も、無しです!!誰と、関わらず…お願いします!!頼みます!!すみません!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おはようございます!! (2014年1月13日 11時) (レス) id: ef35006f9e (このIDを非表示/違反報告)
リナリア@詩奈柄碯荏(プロフ) - ちーさん» おやすみなさい〜、良い夢が見れますよーに♪ (2014年1月12日 22時) (レス) id: 853f5ae5b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白灯 x他1人 | 作成日時:2013年12月14日 1時