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022..無邪気に妖艶、 ページ23

「久しぶりだね。夏ぶりだ。」

「はいっ、まふさんマフラー似合いますね^^」

「そう?ありがとう。事務所すぐ近くなんだ。行こうか。」

「は、はいっ!!」


―――う〜、やっぱり緊張するなぁ。


下を俯きながら、規則正しいタイルをなぞるように歩き、胸の鼓動を押さえる。

そんなとき、


「やっほ〜、」

「ひゃぁぁああぁぁ;;;;」


・・・いきなり肩を叩かれる。・・まふさんは私をいざなうように前を歩いているから、まふさんではなく・・


「―――久しぶりだねー、相変わらずの警戒っぷりで。」

「いやそんなっ・・警戒なんてっ・・してません・・」


――――そらるさんかぁぁああぁ大恥だぁぁあぁぁ!!


「そらる叩くんなら俺の肩にしようよ・・Aちゃん硬直してんじゃん・・」

「いやぁごめんごめん、なんか久しぶりだなこの子と思ってね。」

「お、ぉぼ・・覚えててくれたんですね。」

「・・忘れるわけないでしょw」

「――――――/////」


それ・・それ・・


「あまりにも・・やらかしてたからですか・・」


「あっはっはっはっはww自覚してんのかぁwwww」


「ちょっ、そらるさん、」


――――なんなんだろ、私・・やっぱりそういう面でしか覚えられてない・・


・・・泣きそう・・


「Aちゃんっ、は、入ろっ;;」


焦ったのか私の背中を押すように事務所の扉をくぐり、


「もうっ、そらるさん純粋な女子高生を泣かせた刑で後でこの子にキャラメルマカロン奢ってくださいよ!!ス○バで!」

「――ぇ、スタバ高いんだよな・・」

「―――・・」

「分かった。分かった。睨まないで。」


そんな感じでそらるさんとは別方向に向かい、小さめのエレベーターに乗った。


「ごめんね、意外と女心がわかんないんだよねあの人。

でも・・あんまり見ないよ女の人と話しててあんなに楽しそうなそらるさん。
だから結構Aちゃんのこと好きだと思うんだよね、許してやってよ。」


「いや・・怒ってないんですよ・・ただ単に自分が恥ずかしくて・・」

「―――・・Aちゃん、もっと自分に自信持っていいと思うよ。

・・・Aちゃんが思ってるほどAちゃんは馬鹿じゃないし、・・その・・


――――俺は可愛いと思うんだよ。」


まふさんが、すこしためらいながら言った。

やだな、やだな。


――――・・勘違いしちゃいそう。




023..分からせてやりたい。→←021..只、知ってほしいと


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るな(プロフ) - ぎゃーーーーー涙がーーーーー (2014年8月29日 21時) (レス) id: 8d24367ff0 (このIDを非表示/違反報告)
羅意思 彩月 - 感動でジーンときました。 (2013年9月15日 21時) (レス) id: 8eceea9d47 (このIDを非表示/違反報告)
オワタ ミク(プロフ) - 面白かったです\(^o^)/泣けてくる話でしたー! (2013年2月28日 22時) (レス) id: 4e16a5c933 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 泣けました! 完結おめでとうございます! (2013年1月25日 4時) (レス) id: 30bc6ead24 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 完結おめでとう! (2013年1月24日 13時) (レス) id: d7db411825 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美音 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2012年9月17日 18時

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