第157話 失ったらまた買えばいいさ ページ9
『わぁ……真っ白なシャツがコーヒー塗れ…』
五条「ほんとだねぇ」
釘崎「すみません…」
あのあと、笑いがこらえきれなくなった悠仁と野薔薇、私の笑い声が教室に響き渡った。悠仁が笑いながら、恵の服の中から悟のシャツを取り出した。どうやら、野薔薇がこぼしてしまったコーヒーで汚れた悟のシャツをとっさに隠したため、恵があんな格好になっていたようだ。
思い出すだけで笑いが込み上げてきて、写メを撮らなかったことを後悔する。
虎杖「シミ抜きがんばったんだけど……」
『うーん……“マリメッコ”に見えなくなもない…?』
虎杖「A、釘崎と同じこと言ってんな」
伏黒「オマエもアパレルナメてのか?」
『てか、このシャツいくらするか知ってる?』
釘崎「さっき伏黒にタグのブランド調べてもらって、値段知った……25万でしょ」
『うん』
釘崎「弁償する。私が9万出して、そこの2人には8万ずつ出してもらうわ」
虎杖「俺ら関係なくね!?」
釘崎「25万なんて1人で払えるわけねぇだろ!!」
伏黒「オマエがまいた種だろ」
揉める野薔薇達をクスクスと笑いながら眺めていたら、私の頭にポンッと悟の手が置かれた。「イジワルしないの」と口元に笑みを浮かべる悟に、「はーい」と間延びした返事をして、私は揉める3人の間に割って入り、「悟くん気にしとらんから大丈夫やで」と野薔薇に笑顔を向ける。
釘崎「マジで!?」
五条「もっかいクリーニング出すからいいよ。それでシミ抜きできなかったら、また買うだけだしね」
『私も新しい服欲しい。買って』
五条「Aがいい子にしてたらね」
伏黒「(相変わらず、特級の金銭感覚はバグってんな)」
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セシル(プロフ) - ityeveさん» ityeve様初めまして。いつもありがとうございます。こちらではお答え兼ねますので個別でメッセージを送らせて頂きます。 (1月4日 10時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
ityeve(プロフ) - 初めまして、色々な作品を拝見させて貰っていますがどれも本当に大好きです!移行先を教えて頂いてもよろしいですか? (1月3日 4時) (レス) @page28 id: 1f8c14fd9f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - プスメラウィッチさん» あくまでも原作沿いで進めたいので、今後の展開によりますが、必ず再会はさせます (2021年6月3日 9時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟は助けて欲しいです。後、五条悟と夢主ちゃんと再開して欲しいです。五条悟を早く助けて欲しいです。お願い出来ますか? (2021年6月3日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ミラさん» ありがとうございます!いよいよ地獄の渋谷編です(T_T)夢主の性格上死にかねないですよね(遠い目)全てをすっ飛ばして再会させてあげたいのが本音です。ミラ様の望む展開に進めるか分かりませんが、頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします^^* (2021年1月26日 17時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セシル | 作成日時:2021年1月21日 23時