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第三十七話 パーフェクト・エンド ページ38

グレン「あー…でも、次襲う時は二チームでやろう。体がもたない」

五士「そうしてくれよ。8回死にかけたよ」

『二チームなんかにしたら、私の出番……もっと遠ざかるよね…?』

グレン「まあ、そうだな」

『………』

グレン「そんな顔してっと、カワイイ顔が台無しだぞー」

『お、思ってないくせに……!!』

棒読みで言うグレンをキッと睨みつければ、グレンは不敵な笑みを浮かべ、私の頬を軽く抓ってきた。
と、その時。地上へつながる階段のところから、物音がした。振り返ると、そこには負傷した隊員の姿があった。グレンは、それを目にした途端、慌てて隊員の元へ駆け寄る。

グレン「楠木!?なぜ、ここにいる!?」

グレンのあとを追い、隊員の元へ駆け寄れば、彼はひどい重症で、とても助かる見込みがなかった。

グレン「……楠木、致命傷だ。おまえは、死ぬ。だから、仲間のために冷静に報告しろ。一体、何があった?」

楠木「す…すみません。作戦に…失敗しました……名古屋市役所襲撃チーム30人…壊滅です……」

『そ、そんな……』

グレン「おまえは、裏切ったのか?ここを吸血鬼に教えたか?」

楠木「…いえ、吸血鬼はここへは来ません…グレン中佐に…市役所に来いと……」

グレン「なぜ俺が行く?」

楠木「10人殺されて…20人…人質に…」

その言葉に、グレンは舌打ちをした。
開始から、15分も経っていないというのに、既に死人が出てしまった。
グレンの部隊は、負傷しているとはいえ、死人は出ていない。みんな無事だ……しかし、このままではいずれ……この隊からも死人は出る。

『……グレン…』

グレン「………」

美十「先に正論を言っておきますが、これは罠です。行くべきじゃない。けど、どうせ行くんでしょ?」

グレン「柊シノア隊、鳴海真琴隊と合流する。標的を追加だ。敵は名古屋市役所にいる……第十三位始祖、クローリー・ユースフォードを殺すぞ」

第三十八話 それでもわたしは祈ってる→←第三十六話 ふたりで笑いあえる幸せ



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セシル(プロフ) - 雪幢さん» こちらこそまたお越しいただきありがとうございます!以前、コメントを返信できなくて申し訳ないです(T_T)今後の展開は一応浮かんでいるのですが、私もどうなるかわかってません(笑)今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2015年11月26日 11時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
雪幢 - 更新ありがとうございます!グレンのことを大切に想っている主人公ちゃんがほんと健気でかわゆいです(*´`*) 原作読んでると、今後主人公ちゃんがどうなっちゃうのかと心配になります。。。今後の展開が楽しみです♪ (2015年11月23日 23時) (レス) id: f0aa761702 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わざわざ質問答えてくださってありがとうございます!!!!!これからも応援しています(≧∇≦) (2015年8月14日 22時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ルカさん» そんなもったいないお言葉までいただき本当にありがとうございます(T_T)夢主は優たちと同い年ぐらいです! (2015年8月13日 19時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごくおもしろかったです!作者様は文才ありすぎですね!!!うらやましいです!グレンカッコイイ!あっすみません!1つ、質問いいですか?夢主ちゃんって何歳くらいなんでしょうか? (2015年8月13日 14時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セシル | 作成日時:2015年5月18日 22時

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