5 ページ6
「あの!」
信号待ちをしている君に話しかける
「はい?」
振り向く時の顔にも惚れてしまう
重症ですか?
「生徒手帳見つけて貰ったのにお礼も何もないのはおかしいかなって思って追いかけてきました」
私が息を切らしながら言うと君は手を口に当てて、ふっと笑う。
「そんなの別にいいのに、汗吹きます?」
そう言って渡されたのはハンカチ
こんなに格好いいのに女子力MAXとか
「えっと…ありがとうございます」
ハンカチを顔に当てるとふんわりとしたいい匂い
本当に完璧だな
「とりあえず涼しいところにでも入りますか?」
「はい!そうですね」
そう言って昨日も来たカフェに入る
「コーヒーと紅茶のセットお願いします。」
いかにも慣れているようなしゃべり方
顔もかっこよくて
オシャレな過ごし方
流石だな
「ん?俺の顔に何かついていますか?」
「いや!何でもないです!」
嘘?そんなに見てたかなぁ、恥ずかしい
「ふふっ、そうですか…あっありがとうございます。」
運ばれてきたドリンク。
運んでくれた人にありがとう、という君。
どれだけ素敵なんですか。
「さぁ、飲みましょ?」
「はい」
私はカップを手に取る。
ん?
あれ?
これコーヒー!?
好きじゃないんだよな。
でも、ここで飲まなきゃ悪いしなぁ。
よし、ちょっとでも良いから飲め。
決意を決めて一口コーヒーを口に入れる。
苦…
「ふふっ苦手ならそういえばいいのに」
「えっ?」
「コーヒー苦手でしょ?顔でわかる。」
そんなに変な顔してたかな!?
「ごめんなさい…」
「謝ることじゃ無いよ。交換してあげる。」
そう言ってコーヒーと紅茶を交換する君。
「えっとあのごめんなさい、飲んじゃいました。」
「ん?気にしないで、わかってるのに見てた俺が悪いから。」
そう言ってコーヒーを飲む君。
これって間接キスですか!?
少しの間驚きで固まっていた。
「そう言えば名前聞いてなかったね、俺は花宮真。君は?」
花宮君って言うんだ
「加藤Aです」
「Aちゃん、いい名前。俺ら同い年だから敬語とか無しにしよ?」
「えっと…うん」
「そう、良くできました。」
そう言って頭を撫でてくれる花宮君。
嬉しすぎて死にそうです。
今日だけでどれだけ距離が縮まったの?
でもまだ私は君に近づきたい。
見てるだけで良かったのに。
これって欲かな…
でも1つだけ分かったことがある。
私は本当に花宮君が好き。
73人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そると_(プロフ) - エリーさん» ひゃっほぉー!!もらっとくねー! (2014年9月7日 11時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そると_さん» いいよ〜私も話したいです!! (2014年9月6日 20時) (レス) id: c5143fca01 (このIDを非表示/違反報告)
そると_(プロフ) - エリーさん» 碧とLINEやってる?アカウント貰ってもいい?色々話したいぜ!ww (2014年9月6日 15時) (レス) id: f1cd078256 (このIDを非表示/違反報告)
エリー - そるとさん» りょーかいです! (2014年9月2日 13時) (レス) id: ec63239e66 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - へへへ、そーです!wwwネットなら敬語とか使わないでイイヨン(((o(´▽`)o))) (2014年8月28日 20時) (レス) id: b4ca0201c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そると_ | 作成日時:2014年7月13日 5時