もったいない系女子。

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合コンではいろんな場所に行った。

花宮君と。

そんなに人数いないんだけどね。

今までに無いくらい楽しくって。

自然と笑顔になれて、

本当に最高だった。

また明日から、恋する乙女。という者を始めてみます。

前みたいに見るもの全てがキラキラして見えるかな。

人を好きになる事って

こんなに素敵なことなんだ。

「えーっ、今から王様ゲームを始めまーす！」

急に里穂がそう言う。

そういや、言いだしっぺだから幹事さんなんだっけ？

「さっ！ほら皆引いてー！」

このゲームで私と花宮君が一緒に何かをできる確率はどのくらいだろう。

男女４人ずつという少ない人数だけど。

「ふふーん、じゃぁ皆引いたよね？せーの！」

『王様だーれだっ！』

私は、４番。

「わ！やったぁ！あたし！」

きらきらした笑顔で言う里穂。

あっぶないな、

「うーん、じゃぁ！３番と５番がハグッ！」

ギリギリセーフ、４番飛ばしてくれてありがとう、

３番と５番は…？

生憎の男同士…

苦笑いするしかないかな。

こうゆうのもあるから結構怖いかも、王様ゲームって。

「ははっ、なんかちょっと面白いね！王様ゲーム。」

里穂は笑顔でそう言う。

悪魔かっ。

「はーい！じゃぁもう一回！」

次は誰が王様？

「あっ、俺ー！」

今度は…原君ですか。

この人も怖そうですね。

今回私は８番。

どうかきませんように。

「えっとー！じゃぁ３番とー…８番！そのふたりがキスね。」

何！？

私のファーストは誰のものになるのでしょうか。

本当に最悪。

「あっ、俺だ、８番…だれ？」

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