検索窓
今日:22 hit、昨日:126 hit、合計:25,789 hit

〇彼に告白されてみたら ページ8

作「これは、最初に書くべきものですね、多分。
勿論、付き合っていないと言うことで……」

ーーー

[中島敦]
「頼りないし、どうしようもない僕ですけど、
っAさんのこと、好きなんです……」

放課後の廊下。彼に言われて残っていれば、緊張しながらもゆっくり優しく言ってくれました。
顔を真っ赤に染めながらも、彼の気持ちは全て事実であり、本気の証拠でもあります。
貴女を見詰める瞳は、真っ直ぐで。

「僕と、お付き合いしてくれませんか……!」



[太宰治]
「私、Aの事好きなんだよ」

ただ何気ない何時も通りの会話から前触れも無く、
そう告げる彼。ですが、あまりにも貴女が「信じられない……」とでも言いたげな瞳を向けるので、軽い溜め息をつけば、貴女の顔にかかる髪を優しく取り、その髪に軽い口付けを。
もう一度彼の表情を見てみれば、嘘偽りなどちっともありません。少し頬は赤く染まっています。

「ねっ?分かったでしょ」



[江戸川乱歩]
「ほんと、鈍感だよね。僕はこんなに好きなのに」

この人も前触れ無く、唐突に言いますね。
でもツンデレ部分がありますからね…。そう告げた後、暫く気まずいような沈黙の時間が続きます。
彼は、貴女の答えを分かっていて言ったのか、または気持ちを抑えられず、いきなり言ってしまったのか。それは後者のようで、いつまでも返事がない貴女に彼はやっと問います。

「ねぇ…………Aはどうなの?」



[芥川龍之介]
「僕の、この気持ちは………Aが責任を取れ」

“気持ち”とは、貴女に対する恋心です。
分かりにくい告白ですが、何時もと違うのは貴女の呼び方です。普段は、「貴様」とか「貴君」とか。
恥ずかしさなのか貴女の名前を呼べませんでした。
でも、本気だからこそ貴女を名前をやっと呼べます。貴女がそれでもよく分からないでいれば、

「っ、Aが……好きだと言っているのだ」



[中原中也]
「…なァ、俺とかどうなンだよ」

貴女が「恋愛がしたい」「彼氏が欲しい」などと話しているのを聞いてしまったようで。
放課後教室に呼び出しては、そう聞きます。
自分を見て欲しいあまり、貴女を好きなあまり、
勢いで聞いてしまった事に罪悪感も感じてしまう。
それでも、貴女を好きな気持ちは無くなりません。

「いきなりすまねェ。でも、俺はAが好きだ」

ーーー

〇調理実習で作ったお菓子をあげたら→←〇部活が忙しくて構ってあげられなかったら



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そこら辺の壁(プロフ) - 天音さん» コメントありがとうございます!私の方こそ本当にありがとうございました!天音様も更新頑張って下さい!応援しております! (1月30日 18時) (レス) @page44 id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 最初から最後まで素晴らしい作品をありがとうございました…! (1月29日 22時) (レス) id: ae6643b137 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 推し丸様☆さん» コメントありがとうございます!沢山リクエストくれてとても嬉しくて、助かりました!これからも頑張りますので宜しくお願いします! (1月28日 22時) (レス) @page44 id: 09395bcd27 (このIDを非表示/違反報告)
推し丸様☆(プロフ) - この小説終わっちゃうんですか…寂しいですけど、他の作品も引き続き読みます!これからも頑張ってください!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) (1月28日 22時) (レス) @page44 id: a7c7bf6202 (このIDを非表示/違反報告)
トッテン - めっちゃ面白いです!!リクエストありがとうございました☺️ (1月26日 21時) (レス) @page41 id: e12076433d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そこら辺の壁 | 作成日時:2023年12月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。