学園の王子様が毎日図書室にやって来る件。【文スト】

18冊目 ページ18

太宰視点

放課後、私は、何時もより少し遅れて図書室にやって来た。



















のに、Aさんがいなかった。



















いつもなら、既にいる時間。

彼女は、部活になど入っていなかった筈。



















先生に呼ばれたり、掃除当番だったりしたのかな？

















なら、来るまで待っていよう。

今日は、どんな本を進めてくれるかな？



















Aさんは、頑固だから。

デェトにも誘い続けなきゃだし、
今日こそ連絡先も交換しよう。

ふふっ、楽しみだなぁ。



＊＊＊



私は、Aさんのお勧めの本を読み返して、
Aさんを待っていた。



















既に30分以上たっている。

そして、掃除はとっくに終わっている時間。



















「………来ない」



















なのに、全然来ない。



















もしかして、何かあったのか……？

＊＊＊

作「お気に入り登録70人超えてる………！？
ありがとうございます！」

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