クソチャイナ娘の姉貴は俺の獲物【沖田総悟】

Battle_118 ページ30

「ていうか、ここどこ」






あたしがいる部屋は畳の和室で、真ん中に敷いてあるふかふかの布団の中にいた。






すんすん、と匂いを嗅げば、微かに潮の香りがするから、たぶん海の近く。




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「晋助、ここどこ？」



じっと見つめるも、さらりと流される。







「おっと。



悪りィがそいつは答えられねェ。






お前はしばらくこの部屋でずっと過ごしてもらう。





逃げられねェように見張りもつける」






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「え、何それ。


カンキンじゃん。


そんなプレイこちとらお断りする。うん」






晋助とカンキンプレイって絶対シャレにならない。




まじでヤバいことになる。野生の勘。




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「お前______しばらく会わねェうちに、なんか心が逞しくなったなァ」




と言ってあたしを見てニヤリと口角を上げる。




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逞しくなった、と言われて口角が上がるのを抑えられない。






あたしがもし逞しくなったのならば。







それはもちろんあのムカつくドSのおかげ。




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「誰のことを考えてんのかは知らねェが______」









あっ、と声を上げるよりも、


後ろに間合いを取るよりも速く。








鼻と鼻とがくっつきそうな距離しかない、あたしと晋助の顔。






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あごに手をかけられ、くいっと上を向かされる。







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目の前には、獲物を狙う獣のような目をしてあたしを見る晋助。









「A、てめェは俺が必ず手に入れてやるよ」








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唇と唇がくっつきそうになって______









掠めただけでそれは離れていった。

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