痣 2 ページ7
海楼石の弾丸だと気付いた時にはその場に座り込んでいた。
敵「大人しくしろ、そうすれば命だけは見逃してやる」
こうなったら電撃で…。
琥珀を強く握るけれど、ほとんど力は入っていなかったようで蹴られた拍子に簡単に落としてしまう。
ダメだ…。立たないと…。皆に心配させちゃう…。
しかし、私の想いとは反対に意識は薄れていった。
誰かの話し声がして眼を覚ますと、下衆い笑みを浮かべた男が数人こちらを見ていた。
手は天井から吊るされた海楼石の錠に囚われている。足も床に固定されている。
どうやらここは牢のようで、初めてライアンと出会った時をなぜか思い出した。
「何？あんたたち」
敵「ここは俺の船だ」
そう言った男は私の顎を掴むと目線を合わさせる。
敵「声をあげて味方を呼ぼうとしても無駄だ。お前の声は決して届かない」
「…あっそ」
敵「強がるな。すぐに仲間も連れてきてやるさ」
あーあ。私一応16番隊の副隊長なんだよなぁ。いくら怪我してたからとはいえこうもあっさり捕まるとは…。
正直、能力に驕っているわけではない私からすると海楼石の錠は効果が薄いと言える。その気になればいつでもこんな所出られる。私にはライアンから教わった技があるんだから。
「あなたたちの狙いは何？」
敵「特にない。白ひげ海賊団とやり合ったならそれなりに自慢になるからな」
「ふざけるな…！そんな理由で…！」
敵「お前ら。紅花から白ひげ海賊団の情報を引き出しておけ」
その言葉を残して船長らしき男は牢を出て行った。
「私から情報を引き出す？不可能な事はしない方がいいわ」
敵「やってみなきゃ分からねえだろ」
敵の男たちが幾つもの剣を取り出した。そしてそれを私に向けて振り下ろしてくる。けれど、剣は私の体に触れると折れた。
敵「なっ！？」
「私は六式使いでもある。動きながらは無理だけど、静止しているのならば私の鉄塊はお前たちの刃を通さない」
覇気使いがいたらアウトだけど。
そう言ったら敵は私から離れた。
でもどうしようかな…。足は変な腫れ方してるし、左腕と先程銃弾を受けた足からは血が止まらず流れ出ている。
…説教確定ね。
そこまで考えて眼を閉じた。
-ハルタ視点-
Aの姿が見えなくなった。
まさか…。
脳裏に最悪な状況がよぎる。
「エース！！」
オレは近くにいたエースを呼んだ。
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右京 - シュケルさん» １０億越えですかね？？ (2018年12月10日 4時) (
レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 右京さん» 今回もそうなるでしょうね！！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
右京 - ヒロインの懸賞金も上がることでしょう！！今回も！！ (2018年12月9日 4時) (レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
右京 - ハルタはマムの幹部の誰かとやり合うでしょうかね？？ (2018年12月8日 22時) (レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
右京 - カタクリは手ごわいですもんね！！ (2018年12月8日 0時) (レス) id: 3f85b3967d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2017年11月25日 13時
