殺気 ページ47
モビーが海軍に襲撃された。
時間は深夜。
気持ちよく寝ていたら突然お兄ちゃんが部屋に入ってきた。
ハ「敵襲だよ！A！！起きて！」
「眠い…まだ寝る…」
意識はあった。だけど、ベッドから出たら終わりだと思った。ずっと気持ちいい布団の中にいたかった。
ハ「起きろ〜！！」
布団を引っぺがされ、イヤイヤベッドから降りる。
パジャマはさすがにまずいから、お兄ちゃんを部屋から追い出すとさっさと着替えて甲板に向かう。
その途中、私はまだ見ぬ海軍への怒りを増殖させていた。
何でわざわざこんな夜中に襲ってくるのか。
どうせ雑魚しか乗っていないのなら、私じゃなくてもいいのではないか。
と、そこまで考えてふと思い出した。
そういえば今回は一応16番隊が敵を倒す番だ。
イゾウ一人いれば大丈夫のような気がするが…。私も副隊長だからなぁ…。
甲板に着くと、タイミングよくというか、悪くというか…。一発の弾丸が私の頬を掠めた。頬から一筋の血が流れる。
エ「A！来るの遅いぞ！今回はかなり多いから…力を合わせ…て…」
叫ぶエースの顔がドンドン青ざめていく。
敵のせいではない。
私の出す海軍への殺気。怒気。それに彼は誰よりも早く気がついた。
今なら覇王色が使えるのではないか、という思い込みまでしてしまった程だ。
エ「A…？」
私が足を進めると、仲間は私の様子に気がついたのか、道を開ける。
最前線までくると、マルコに訊く。
「敵の数は？」
マ「ぐ、軍艦3隻だよい…。そのうちの一つには准将が乗って…」
マルコの言葉が終わらないうちに私は剃を使って敵の真ん中に入り込んだ。
そして驚く奴らを無視して片手で逆立ちをすると足を思い切り振り回して嵐脚を浴びせる。
向かってくる雑魚どもは嵐脚で次々と片付けると、将校クラスが数名出てくる。
海「敵の真ん中に突っ込んでくるなんてバカなのか？」
その言葉に言い返す。
「バカはあなたたちよ…！今一体何時だと思ってんのよ！！！」
琥珀を抜くと覇気を纏わせる。
電撃が琥珀を包むとそれを無造作に海軍めがけて振り下ろした。
そして、高く跳ぶと琥珀を振りかぶり、軍艦目掛けて振り下ろした。
それと同時に電撃が軍艦を真っ二つにする。
あちこちから悲鳴が聞こえる気がするが、気にしない。
その勢いのまま他の軍艦も真っ二つにしてからモビーに戻る。
「疲れたから寝る」
それだけ言って部屋に帰る。誰も何も言って来なかった。
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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな！！！そのリクは！！！ (2017年11月25日 4時) (
レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました！やっぱり素敵なお話ですね！ (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね？？ (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました！！！ (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2016年12月25日 9時
