不死鳥と 2 ＊ ページ45
マルコに乗る事しばらく。ようやく目的の島が見えてきた。
「あれが目的の島でしょ？」
マ「あぁ」
マルコが下降を始めると、私は嬉しくて少し興奮してくる。
見聞色で様子を探ると、結構発展してるのが分かった。
そして、島の端に着地する。
「ほらマルコ！早く行きましょう！」
マ「ガキかよい」
「大人よ。失礼ね」
私は見聞色を頼りに島を進む。マルコもすぐについてくる。
マ「なぁA」
「ん？」
マ「お前、最近特にエースと仲いいみたいだが、惚れたかい？」
その言葉に思い切りマルコを殴る。だけど、簡単に拳は受け止められる。
マ「危ねえだろい。図星かい？」
「なわけないでしょ！エースは弟よ！それ以上の感情はないわ！」
マ「…そんな風に必死になると余計怪しいよい」
「マルコのバカ！」
軽く殴るとマルコは笑いながら私の両手首を掴んでくる。
マ「冗談だよい」
「マルコの冗談は笑えない…！」
話していると、街に着いた。活気に溢れたいい街。
「いい所じゃない！治安もよさそうだし！」
マ「そうだねい。これならナースたちも上陸できそうだよい」
マルコの言葉に頷き、私は彼の腕を取って歩き出す。
「少し散策しましょう。アイリスたちにどんな店があったのか教えたいし」
マ「…手短かに頼むよい」
「あら、そんなの無理よ。女の買い物は長いって決まってるんだから」
片目をつむってみせると、マルコはため息を吐いたがそれでもついてきてくれた。
マ「仕方ないねい。どこから行くんだい？」
「服屋かな。その次に化粧品見て、アクセサリーでしょ？あとは可愛い弟の為に美味しいご飯屋でも探そうかな」
マ「可愛い弟って…」
「可愛いでしょ？」
マ「どこがだよい。大の大人だ」
マルコもだけど、誰もエースの可愛さを理解してくれない。動物に例えるなら絶対犬よね。
「やっぱりお酒も見に行きたいわ！いいお酒があるかもしれないし！」
マ「お前はやっぱりそこかい…」
「イゾウと飲みたいのよね〜。ほら、最近イゾウって忙しそうだから。たまには息抜き必要だもの」
マ「お前は隊長思いだねい」
「そ、そりゃあ…隊長兼飲み仲間兼お兄ちゃんの親友だからね」
そうだ…今言って思い出した。イゾウはお兄ちゃんの親友…。私が知らないお兄ちゃんを知っている。なんか…。
「悔しいな…」
マ「ん？何か言ったかい？」
「いいえ。何も」
慌てて否定して何事もなかったように歩く。
お兄ちゃんを皆はシスコンというけれど、私も大概ブラコンかもしれないわね。
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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな！！！そのリクは！！！ (2017年11月25日 4時) (
レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました！やっぱり素敵なお話ですね！ (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね？？ (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました！！！ (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2016年12月25日 9時
