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IF ページ42

白ひげ海賊団の食堂に集まった私、マルコ、イゾウ、ハルタ、エース、サッチの六人。
マ「A、お前…2年前…もしあの未来を知らずにその通りに事が進んだら…どうしてた?」
マルコの急な問いに全員目を丸くする。
ハ「マルコ!何でそんな事訊いて…!」
エ「そうだぞ!無神経だ!」
マ「エースに無神経って言われると腹がたつねい…」
何て答えたらいいんだろうか。
「そうね…多分あの戦争で死んでたかな。お兄ちゃんには悪いけど」
冷静に淡々と告げた私の肩をお兄ちゃんが掴んで揺さぶってくる。
ハ「どういう事だよ!オレがそんな事させると思ってんのか?!」
頭がクラクラしたけど、私は答えた。
「あの時の私は弱かった…!戦争になったら私はすぐ負けた!それだけ。たとえエースを助けるまでで死ななかったとしても、エースを庇って死んでた」
その言葉に誰もが黙った。マルコでさえも。
「でも、もういいよ。私はあの未来を知って戦争を防いだ。それが現実なわけだしね。もしもの話をしたらキリがない」
ハ「…A、大人になったね」
「元から大人だけど?」
お兄ちゃんの言い方に引っかかりを覚えて言うと、イゾウの笑い声が聞こえてきた。
イ「確かにAは前から大人だな。年齢的には」
「性格が子供っぽいって言いたいわけ?!」
イ「よく分かったな」
サ「だあぁ!言い合いするな!マルコ!どうすんだよ!お前が変な話振ったせいだからな!」
マ「知るかよい!」
すると、今まで黙っていたエースが口を開いた。
エ「A…ありがとうな」
「…何が?」
エ「俺たちの、未来を守ってくれて」
エースの真面目な顔つきに、私は笑って答えた。
「いいんだよ。おかげで色々な冒険ができたから」
色々な人に会って、色々な場所に行って、色々な敵と戦った。辛い事もあった、苦しい事も…死にたいと思った事もあったけど…でも…楽しかった。新世界にいたらできないような冒険をたくさんした。敗北を知って、強さを求めて、誰かを守れるようになりたくて…。
「それに、楽しかったよ。ハチャメチャな感じが特に」
マ「なんならオヤジに行ってそういう冒険ができるように取り計らってやろうかい?」
「それは別にいいよ。したくなったらルフィ君の所に行くから」
笑顔で答えた私の言葉に反応したお兄ちゃんとエースがそれぞれ叫ぶ。
ハ「麦わらの所はダメ!あいつの所に行くとロクな事が起きない」
エ「ルフィの所はやめとけ!」
二人の必死さに、思わず笑ってしまった。
「そうだね」

欲 *→←お金



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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな!!!そのリクは!!! (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました!やっぱり素敵なお話ですね! (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね?? (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました!!! (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年12月25日 9時

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