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女ヶ島 ページ36

もぅ…何なのかしら。
思わずため息が溢れた。原因は明白。さっきから楽しそうに話しているエースと蛇姫様。
「…男嫌いじゃなかったの?」
九蛇海賊団の船に乗っている私は、隣にいるランに訊く。
ラ「ルフィが大好きすぎてお兄さんも大丈夫みたいね」
「…私のお兄ちゃんも大丈夫そうだけど?」
なぜか二人の輪の中にいるお兄ちゃん。
ラ「そのへんは知らないよ。帰ったらニョン婆様がうるさそうだね」
「島には流石に入れないでしょう?」
ラ「多分。あんたやあの二人はともかくあんたの船は男が多すぎる」
一応ナースもいるけど…。
すると、上から軽やかにマルコが降りてきた。流石不死鳥…って関係ないか。
マ「A、それと海賊女帝と話し込んでるそこのバカ二人。飯だよい」
エ「飯?!」
「分かった。お兄ちゃん、一旦戻るよ?」
ハ「…あぁ」
どうしたんだろう?何だか元気がないような…。さては蛇姫様に何か言われたかな?
エ「今日の飯は何だ?!」
マ「サッチは今使いものにならねえから他の奴らが忙しそうにしてたが…俺も知らないねい」
サッチが使いものにならない…?
ハ「あのバカどうしたの?」
マ「煩かったから今は寝てるよい」
寝てるじゃなくて、絶対気絶させたんだ…。
「石にされても知らないのに…」
マ「一回石にされたらバカが治るんじゃねえかい?」
そんなバカな…。
エースはモビーの甲板に上がると、そこに広げられた食事に目を輝かせた。
エ「うまそぉぉ!!」
「エース、落ち着いて。食事は逃げないから」
エ「逃げなくても他の奴に食われる!」
そう言って思い切り食べ始めたエース。私は彼の横に腰をおろす。

イ「女ヶ島にはやっぱり女しかいねえのか?」
昼間からお酒を飲みながらイゾウが訊いてくる。私もついでにもらって答える。
「えぇ。戦士は皆武装色の覇気が使えるのよ」
イ「そりゃ恐ろしいな」
「皆いい人だよ?」
エ「ほえふぁおふぁえがほんなふぁから」
ダメだ、何言ってるのか分からない。
「エース」
名前を呼べば、口に入れていたものを飲み込んでからもう一度言った。
エ「それはお前が女だから」
「ルフィ君も歓迎されたらしいわよ?」
エ「それは知らねえ」
イ「お前も女ヶ島でいい女でも探したらどうだ?」
イゾウが面白そうに言った。
エ「俺にはAがいる!」
イ「諦めろよ、Aは俺の女だ」
肩を抱かれ、その言葉に顔が熱くなる。
ハ「イゾウ、ちょっと顔貸せよ」
イ「負けねえよ」
楽しそうに二人でどこかに行ってしまった。

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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな!!!そのリクは!!! (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました!やっぱり素敵なお話ですね! (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね?? (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました!!! (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年12月25日 9時

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