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ハルタとナミュール * ページ24

きっかけは些細な事だった。
マ「隊長に優劣はねえよい」
「じゃあ隊長の中で一番強いのは?」
全-マルコ以外「そりゃマルコだろ」
マルコか…やっぱりそうだよね。
「じゃあ次は?」
マ「知るか」
「…エースかイゾウだと?」
エ「俺だろ」
イ「寝言は寝て言え」
マルコに視線だけで問えば、ため息とともに答えた。
マ「…イゾウじゃねえかい?」
その言葉にエースが撃沈する。
「…口悪いものね」
マ「それが一番の理由だよい」
だよね…。
「じゃあお兄ちゃんとエースは?」
ハ「それは完全オレ」
マ「どっちもどっちだろい」
「お兄ちゃんとビスタ」
ハ「それはビスタ」
お兄ちゃんといえども花剣のビスタには勝てないのね…。
「んー、じゃあお兄ちゃんとナミュールは?」
マ「…そういや、その組み合わせは中々見ないねい」
お兄ちゃんはいつもイゾウやエースやマルコと手合わせしてるからなぁ。
ハ「…ナミュール。ちょっと甲板に出て」
ナ「お前なぁ。まぁいいが…」
そうして食堂から出て行った二人。
「私余計な事言ったかな?」
マ「いいんじゃねえか?面白え」
そう言って皆出て行った。

甲板に出ると睨み合っている二人の姿があった。
ハ「本気で、いいだろ?」
ナ「あぁ」
「お兄ちゃん頑張って!」
ハ「絶対勝つ」
闘志をメラメラと燃やすお兄ちゃん。
何て単純な性格…。

拳が交わり覇気と覇気がぶつかり衝撃を生み出す。
乱れる髪を抑えて隣にいるイゾウとエースに訊く。
「どっちが勝つと思う?」
「「ハルタ」」
「何で?!」
イ「お前の声援を受けて負けるなんてあのバカがするとは思えねえ」
エ「Aはあいつを強くさせるからな〜」
意味がわからん。
声援の一つや二つで強くなるわけがない。
マ「もはや手合わせじゃなくて本気の喧嘩だねい」
「同感」

喧嘩(?)が終わってお兄ちゃんは怪我を手当てすることなく食堂で食事をとっていた。
ハ「最高の気分!」
「怪我の手当てしてよ」
ハ「問題ないって!今なら酒飲める気がする」
「それはやめて…!」
イ「俺たちへの迷惑も考えろ」
ハ「それよりA、これでナミュールよりオレの方が強いって分かったろ?何と言ってもオレは素手だったわけだし」
確かにそうかもしれないけど…。
「私が応援してなくても本当に勝てた?」
ハ「当然」
信じられないなぁ。
ハ「大丈夫。オレはAの声援がなくても十分強いし、勝てるよ?だから…どんな時でもAを守る事だってできる」
その言葉が嬉しかった、なんて言えない。

青色 *→←鬼や死神の方がまだかわいい *



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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな!!!そのリクは!!! (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました!やっぱり素敵なお話ですね! (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね?? (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました!!! (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年12月25日 9時

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