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お喋りしよ ページ2

「お兄ちゃん、プレゼントちょうだい」
ハ「は?」
朝、食堂で会って開口一番に言った言葉にお兄ちゃんは聞き返す。
「今日はクリスマスよ」
エ「何かくれてもバチは当たらねえぞ」
ハ「エースはともかくAにはいいよ。何が欲しい?」
そこで考える。そういえばプレゼントを考えていなかった。
「…じゃあ、お兄ちゃんの手料理」
ハ「それは…」
逡巡するお兄ちゃんに顔を近づけて訊く。
「ダメなの?」
ハ「…どんなものでも食べる?」
頷く。するとお兄ちゃんはため息を吐いてサッチに厨房を使う許可を取りに行った。

「どんな料理作ってくれるの?」
ハ「んー、パエリアとかなら何とか作れる。味は2年前のAのよりはマシだから」
イゾウたちに実食させ済み、と言うお兄ちゃんはどこか楽しそうだ。
「私だってこの2年で作れるようになったわ」
ハ「オヤジに食わせてやってよ」
「また今度ね。ねぇ、サッチ以外の隊長って料理作れるの?」
ハ「マルコは酒のつまみくらいは作れるよ。イゾウは和食なら作れる。他は無理なんじゃない?作ってる所見た事ないしそういう話も聞かない」
マルコに呼ばれていなくなったエースは絶対無理そう。
「じゃあ今度マルコと飲もうかな。マルコの作ったもの食べてみたい」
ハ「いいんじゃない?あいつもなかなか潰れないタイプだろ?」
「うん」
そうこう話しているウチにパエリアが出てきたからスプーンで口に運ぶ。
「お兄ちゃんって昔から料理できたの?」
ハ「多少はね。そうは言ってもAが入る一年くらい前からだけど」
すると、お兄ちゃんは厨房から身を乗り出して悪戯っ子のような顔で訊いてきた。
ハ「他には一体何をご所望かな?お姫様」
「え、えっと…」
突然のお姫様発言に恥ずかしくなる。
「じゃあ…お兄ちゃんの時間をちょうだい」
ハ「時間?」
「今日はずっと私とお喋りしよ」
ハ「そんなんでいいわけ?」
「いいよ」
お兄ちゃんと話すのは楽しい。私の知らない事を聞くのも。
ハ「2人きりじゃなきゃダメ?」
「…別にいいけど」
他に誰と話すんだろう。
ハ「じゃあ行こ」
食べ終わって水を飲んでいたら腕を引かれて危うくコップを落としそうになった。
「お兄ちゃん…?!どこ行くの?」
船内を歩いていると目的地が分かって笑顔で付いて行く。
ハ「オヤジ、入っていい?」
オ「あぁ」
目的地に着くと許可を取って中に入る。
オ「どうした?」
ハ「3人で話そ」
そうしてオヤジを加えて3人でずっと話していた。

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シュケル - アンさん» どんな薬にもられたか気になりますな!!!そのリクは!!! (2017年11月25日 4時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
アン - またリクいいですか?夢主が敵船で薬をもられてしまった話なんてどうでしょうか? (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
アン - また最初から見てしまいました!やっぱり素敵なお話ですね! (2017年11月24日 18時) (レス) id: b92627aaf7 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - 隊長達は注射は苦手ですかね?? (2017年11月24日 16時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)
シュケル - インフルエンザの季節ですから注射リクを提案を思い至りました!!! (2017年11月24日 7時) (レス) id: 355b3beae0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:焔彩 | 作成日時:2016年12月25日 9時

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