友騙し編２６ ページ22
翌日。
いつも通り部活がある日。朝から何となく体が怠かったが、すぐ治ると思い普通に参加する。
だが練習中ずっと落ち着かなかった。天馬が視界に入るたびに、あの時の形容し難い恐怖を思い出すから。
昨日は何しに来たんだと、そう率直に訊ねてしまえばいい。
それなのに訊くことができない。どうしてもあいつを怖く感じる。安心できる答えが返ってくるという確信はなかった。
天馬はお人好しで優しく、良い奴だ。それは周知の事実で、俺もよく理解している。
……それを、なぜ俺はこんなにも怖がらなくてはならないんだろう……？
そんな余計なことを考えていれば、当然集中などできるはずもなく。俺は何回もパスミスやシュートミスをした。
「剣城！ 同じミスを何回もするなんて、お前らしくないぞ！」
先輩に一喝される。返す言葉もない。
「す、すみません……」
「……お前、調子悪そうだな。なんか顔色悪いし」
近づいてきた倉間先輩が、俺の顔を怪訝そうに見つめる。すると他の部員も練習を中断し、俺の周りに集まってきた。
「ほんとだ。剣城くん、体調は大丈夫なの？」
「……熱っぽい気もしたが、練習を休むほどではないと思って……」
「熱！？ そりゃ調子悪いに決まってるだろ！ 早く病院行ってこい！」
倉間先輩に怒鳴られる。しかし厳しい口調で言いつつも、俺を心配してくれているようだった。
監督やコーチにも無理をするなと言われ、俺は部活を早々に切り上げる。そのまままっすぐ病院へ向かうことにした。
どうやら体調を崩してしまっていたらしい。よく利用する診療所で風邪と診断された。
普段から適度に体を休めなさいと、薬を処方してもらう。
部活のみんなに迷惑をかけてしまったと一人反省しながら帰路に着いていた、その時。
「つーるぎ！」
背後から名前を呼ばれる。聞き慣れたその声に、俺は驚いて振り向いた。
「浜野先輩？」
午前中一緒に練習をしていた浜野先輩が歩いてきた。これから午後練が始まるはずなのに、なぜここに？
「俺も午後から用事あってさー。午前中で早退したんだよね」
「そうだったんですね」
「剣城は病院行ってきたの？ 大丈夫だった？」
「軽い風邪だそうです。寝れば治ると思います」
正直にそう答えると、浜野先輩は一瞬だけ考える仕草をする。そしてこう頼んできた。
「なあ、体調悪いのは承知なんだけど……少しだけ時間もらってもいい？」
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ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 雪華さん» トランスフォーマーは、名前だけ聞いたことがありますがあまり詳しくないですね〜（´･ω･`） (2021年3月20日 22時) (
レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 星猫さん» すみません(＞＜) とても嬉しいのですが、思うように時間が取れないので迷惑をかけてしまうかもです…… (2021年3月20日 22時) (レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ)(プロフ) - 星猫さん» 私東方はあまり詳しくないんです(￣▽￣;) でも、魔理沙や咲夜が好きです笑チルノも可愛いですよね！ (2021年3月20日 22時) (レス) id: 1bc4b1a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - トランスフォーマープライムは知っています？ (2021年3月16日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - それと、一緒に合作しませんか？ (2021年3月16日 8時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ(；ﾟ∀ﾟ) | 作成日時：2021年3月15日 22時
