【3*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。世界最大の好き ページ40

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玄関の扉を、音が鳴らないようそーっと開ける。



玄関の向こうには、ちょっとの息切れをした修造が立っていた。




「中学時代はそれくらいじゃ息切れしてなかったでしょー」



私が少し茶化すと、
修造も「俺もちょっと退化したな」と言って笑う。



成長こそしたけれど、変わっていない。
何も緊張することなんてない。………なんて心の中で強気発言をすることくらいは簡単だ。




胸がどくん、どくんと言っているのが分かった。




夜なのに、なんか、顔が赤く見えた。
...それはきっとお互い様。




「……A、」



ふいに呼ばれた名前に、これ以上なく顔が赤くなった。




どうして、なんで。





そんな緊張は。




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「……離れていても、ずっと、大好きは変わらなかった。






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　 ―愛してる。結婚しよう」







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そんな緊張は、一瞬で幸せへと変わっていったし、

私の薬指は、キラキラと光っていた。






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