【3*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。大吉と、 ページ14

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「私絶対大吉の自信ある！」


得意げに語ります白本です。



神社は人で賑わっております。



こちら、中継でした。




「……っていう、テレビ番組のアナウンサー来てないかな!?」

「たぶん来てねぇだろうな、おそらく絶対」



ですよねー、なんて言いながらおみくじを振る。


修造と“いっせーのーで！”でおみくじを開けることになっているけれど、
うん、私は絶対大吉だ。



もう？年の初めから幸せなことが連続して起きてるし??
今のところ不幸要素なんて一ミリたりとも無いし???(まあまだ1月2日だけど)幸せすぎて禿げてつるぴかりーんになって泣きそうだし？？？



「修造、ひいた？」


「おう」




「じゃあいくよー、いっせーのーでっ！」





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フラグというものは存在した。



「…凶……」
「大吉だ」


え。待って待って、逆になんで。



ショックよりも驚きの方が大きい。

お正月は大吉ひく可能性が高いとかいう噂作った人と全力でバスケしたい。そして勝ちたい。



謎の願望と、凶をひいたことの驚きと、
色々な感情が混ざりあっている中、【恋愛運】の項目を見た。




『【恋愛】努力を忘れず互いを高めあえば永遠に続く』




「見てみて！凶なのに恋愛運だけはなんか良い！」


大吉おめでとうございますの修造に私の凶のおみくじを見せると、修造は


「それって、まぁつまり勉強がんばれってことだよな」


「ぐっ……！」



･･久々に見るいたずらっぽい笑顔。



いやいややっぱり大吉じゃないですか神様。



本当なら結んで少しでも運を良くしたいところだけど、あの恋愛運を見て家に持ち帰って飾ろうと思った。

修造も持って帰るらしく、帰り道は片手に互いの手を、もう片手にはおみくじが握り締められていた。




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