【Dｸﾞﾚ】天使の子。 -- ２ -- (ページ16)

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神田「…大丈夫か？」

「うん、大分落ち着いた…ありがと」

それを聞くと神田は立ち上がり
六幻を手にとった。

神田「行くぜ」

「ん？、どこに？」

神田「いいから着いてこい」

あたしが立ち上がるのも待たずに
神田はすたすたと部屋を出た。

「あっ、ちょっと待ってよーっ！」

慌てて神田を追い、
ようやく廊下の途中で隣に並んだ。

何となく神田の横顔を見つめた。

―… 一般的に見れば、
この人普通にイケメンじゃねえか畜生。

もうちょっとよく見てみる。

東洋系の整った顔立ち、
憎たらしいほどサラサラな髪、
その中に潜むであろう
強い意志みたいなものを感じて、

不覚にもちょっとドキドキする。

まあ見ていることがバレれば
怒られちゃうからほどほどに……。

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しばらく歩いて、やがて食堂に着く。

神田「……」

神田は黙ったまま入れ、
とでも言いたげに顎で入り口を指す。

「普通に言えよな、普通に…」

あたしはぶつぶつ文句を呟きながら
食堂の扉を開いた。

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パンッ、パンッ、パンッ、ボンッ!!←

「「入団おめでとうございまーす!!」」

明るい声とまぶしい光と乾いた音、
暴発音(？)にあたしは包まれた。

「これは…」

コムイ「君の入団パーティーだよ」

リナリー「みんなで準備したのよ!」

「コムイさん、リナリー。」

アレン「ゴホッ、ゴホッ…。
何で僕のクラッカーが暴発…」

ラビ「おいおい、大丈夫さー？」

コムイ「あーそれは失敗作のやつだね」

リーバー「はあ……」

神田「ふんっ、どうしようもねえ奴らだ」

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そんな下らない光景も
あたしの目には鮮やかに映った。

ここが、あたしの『ホーム』。

くすぐったいような
何とも言えない変な感覚に
あたしは顔を綻ばす。

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リナリー「さ、ちょっと
遅くなっちゃったけど…
おかえりなさい、A!!」

アレン「おかえりなさい」

ラビ「おかえり」

口々に聞こえる「おかえり」の中に
神田の声も聞こえた気がした。

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「ただいま!!」

とびきりの笑顔であたしは応えた。

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次回、新展開(・∀・)♪

もうちょっとこの駄作者に
お付き合いください(´･ω･)

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