転生トリップしたら、ぬら孫の世界へ！？三章

34　言い争い ページ2

「な……何ィィイーー！？」

奴良組本家で、叫び声が聞こえた。

「手打ちにしただぁ〜〜！？んなバカな話があるか〜〜！！」

その声の主は、一つ目入道。

幹部たちは、リクオが敵を手打ちにしたということで、呆れているものもいたり、キレているものも。

「やはり…あのうつけが総代将とかイヤじゃー！！」


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「ちょっ…若ーー！！だめです…休んで下さーい！！」
「いやボク行くから！！つららお弁当ーー！！」
「そんな体で何をおっしゃるのですかー！！」
「ダメだ！！学校は休めないよ！！つららも学校行くなら早く用意しなよ！」
「ききわけなさーい！！どんだけ斬りきざまれたと思ってるのーー！！ホータイでぐるぐる巻きにしますよーー！！」

ゴツと、リクオが頭を障子にぶつけた時
「……うるさーーーーい！！！」

熟睡していたオレは、起きて二人を怒鳴った。

リクオは更に包帯を巻かれ、オレは、

「ここじゃおちおち寝ることもできん！違う部屋で寝る！！」

と言って、その部屋から出た。


「(……とは言ったものの、どこで寝よう…)」

オレはまだ起きたばかりなので、ウトウトしている。

ガラッと、そこにあった部屋の障子を開け、誰かがいたら自室まで運んでくれるだろうと思い、その部屋でバタリと倒れ、寝た。

が、その考えがそれはまあめんどくさい事態を巻き起こすことになるとは、オレはまだ、知るよしもない。

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