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2 いやだ!! ページ17

その後、なんとか父さんから逃げ切ったオレは、じいちゃんと、リクオと一緒に、外食へ行った。

まぁ、帰ってきた直後に父さんに捕まって、そっから二時間くらい正座で怒られた。

あー、足がしびれた…


次の日、オレたちは学校へ行くので、みんなが準備を手伝ってくれた。

まあ、くつとくつ下と足洗いが逆で時間かかったけどね……

オレたちが幼馴染みのカナの所へいくと、もうバスが来ていた。

カナは、オレたちが遅かったため、お怒り中。

学校へつくと、オレはリクオから離れる。

「じゃ、リクオ行くな。」

「うん!また放課後ね!お姉ちゃん!!」

おう!と元気よく返事をして、自分の教室へ行く。

リクオとオレは、クラスが違うのだ。
あーあ、一緒が良かったなぁ…

放課後、家へ帰ると、リクオは元気がなかった。
……あんまり触れないでおこう。

「どーしたんですかリクオ様。元気がないですよ」

首無が聞くと、うん、ちょっとね、と言って、池に石ころを投げていた。

「今日は親分衆の寄合があるんですから元気出して
 総代将が呼んでますよ。A様も」

え……オレも?


大広間へ行くと、全国から、大物妖怪が集まって来ている。
その総会の内容とは……


『三代目の件』


だった。

まあ、そろそろ来ると思ったよ。

ていうか父さんもいる。

「父さん、二代目降りたんじゃなかったの?」

「別にいいじゃねぇか、三代目についてだからな。オレも気になっちまうさ」

オレと父さんが話している間にも、総会は進み、オレの耳にこんな言葉が入ってきた。

「三代目の件…このワシの孫、リクオかAをすえようと思ってな」

「えっ!?オレも!?」

じいちゃんに言うと、当たり前じゃ、と言われた。

継ぐつもりないのに……
でもリクオ、大人しいな……三代目を継がせてもらえそうなのに………

「どうしたリクオ…よろこばんか。お前がも欲しがっとったもんじゃろ。Aもいるけどな」

「奴良組72団体…構成妖怪一万匹が今からお前らどちらかの下僕じゃ!!「い…いやだ!!」何?」

「こんな奴らと一緒になんかいたら、人間<みんな>にもっと嫌われちゃうよー!!」

……リクオ?

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設定タグ:リクオ落ち , ぬら孫 , 鯉伴生存   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2015年2月27日 20時

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