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第二話 魑魅魍魎の主となる ページ15
かつて人は
妖怪を
畏れた
その妖怪の先頭に立ち
百鬼夜行を率いる男
人々はその者を妖怪の総代将＿＿
あるいはこう呼んだ
魑魅魍魎の主、
ぬらりひょんと＿＿＿
関東平野のとある街
浮世絵町＿＿
そこには
人々に今も畏れられる「極道一家」があるという＿
「若ー若様ーー」
あ、雪女だ。またリクオのイタズラかな？見物しよっ！
雪女はキョロキョロと辺りを見回して、リクオの姿を見つけると、タタタ、と駆け寄った。
「あら
そんなところで…どうされました？」
「………………」
リクオの返事を待っても、うーんうーんと、唸っているだけで、いっこうにかえってこない。
雪女はあわててリクオに駆け寄った。
「リクオ様！？おなか痛ですか！？ど どうしましょ…」
するといきなり、ググイッと体を持っていかれ、逆さ釣りにされていた。
あ〜あ……雪女…かわいそ……
「やった！妖怪ゲットォ〜。雪女か！お前はあいかわらずドジだな〜〜」
……これにはドジもクソもないと思うが……
すると、いつまでたっても戻ってこない雪女を心配して、青田坊と黒田坊が探しに来た。
よし……そろそろ………
青たちは雪女を見つけ、駆け寄ろうとした。
が…
ズボォォと、落とし穴にはまった。
ブフッ……やべぇ……傑作ww
しかも泣き叫んでるし。
あー、リクオのイタズラホント、面白い。
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作者名：桜 | 作成日時：2015年2月27日 20時
