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7 牛鬼3 ページ42
リクオの肩から腹までが切れる。
「魔道に落ちろリクオ
私のように_人間を捨てろ
総代将になるのならば私を越えてゆけリクオ」
そう言い終わると、牛鬼も肩から腹まで切れていく。
「…それで良いのだ…」
リクオは牛鬼との話が終わり、外に出た。すると、入り口に腰を下ろした自分の姉がいるのに気がつく。
「おい姉貴……遅ぇじゃねぇか」
「フン!わざと遅くしたんだよ!何が『すぐに来い』だ!フン!」
Aは命令口調で言われたのが気にくわないらしい。
「悪かったって姉貴。」
「別に怒ってないし。気にしてないし。」
完全に怒ってるし気にしてんじゃねぇか……と心の中で呟くが、さらに機嫌をそこねそうなので、口に出さなかった。
「ったく……ほら、帰るぞ」
「……おう!!」
そのまま二人は並んで、たあいもない話をしながら帰って行った。
(そう言えば清継たちは?)
(………)
(はぁ…忘れて置いてきたのか……)
(わり……)
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作者名:桜 | 作成日時:2015年2月27日 20時