アイドルに恋しちゃダメだ…！【SixT.ONES】 (ページ3)

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第1話ページ3

「…可愛いのはあんただよ…」

バラエティ番組でハリネズミカフェのVTRを見て可愛いと言っている自担(こーち)に呟く。
まぁハリネズミ可愛いけどさぁ…？

「お前『誰も寄せつけないハリネズミ』って歌ってんだろうが…！」

貴方はこれくらい！！いやこれより可愛いんだよボケェ！！
え？何？？自覚なかった？
え？君可愛いよ？()
私の癒しだよ？
あぁ…可愛い…
…私そろそろやべぇな。
いつかライブ会場で
「うーわ同担いんじゃん最悪…」
とか思うのか？
それなんかやだなぁ…(個人の意見です)

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…

「…？」

　飾ったように「…？」みたいな声出したけど実際は
「誰だよ私の癒しじゃまをするのは…！」
となっています。

「はーい！」

…しょうがない、出るか。
残念ながら録画ではないため一時停止が効かない。
ギリギリまで見てやろうとチラチラテレビを見ながら玄関に向かう。
どうせ配達でしょ…
…なんか頼んだ記憶なんてないけど()
印鑑を片手に扉を開いた。

「はい…！？」
？「あ、こんにちは、近所…というか向かいに引っ越してきた者で…」

と自担(？)に言われる。
…え？
待って？
向かいに？越してきた？？
いや待ってそっくりさんだよね！！
うん！
いやあのね、小説でもないんだから自担が近所に…！！
なんてある訳ないの！

「あぁ！向かいの！」
黄「はい！髙地優吾と言います！」

…え？
待って？
髙地？優吾？？
いや待って同性同名だよね！！
うん！
いやあのね、小説でもないんだから自担が近所に…！！
なんてある訳ないの！！

いやそんなそっくりさんで名前も一緒なんて奇跡あるかぁぁぁぁぁああっ！！！
一応！一応聞いてみよう！！()

「えっと…もしかしてSixTONESの…？」
黄「っ！はい！」

といつものアイドルスマイルをされる。
私、死んだかもしれんわ…