月ヘト願フ【赤髪の白雪姫】 (ページ4)

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出会いページ4

Aが空から落ちている時、下で居た者達はというと･･･

白雪side

私はオビと共に薬草園に向かっていた

「はぁ～、ボスったら人使い荒いなー」

「仕方ないよ、薬室長だって忙しいんだから」

「て言ってもねえ･･･」

頭を掻きながら、隣を歩くオビ

毎回思うけど、背高いな･･･

そんな呑気なことを思っていると、目があった

「ん？どしたの。俺の顔に何かついてる？」

「ううん、オビって背が高いなって思っただけ」

「ははっ、それは主にも言えることじゃない？」

「そうかもね」

お互い立ち止まり笑いあっていると、どこからか声が聞こえた･･･気がした

私は首を傾げ、オビに視線を向ける

オビも辺りを見渡していた

『いやああああああ！；どいてえええええ！；あ、いや、待って、どいたら私が痛いんだったあああ！！；；』

今度はハッキリ聞こえた

その声はどんどん近づいてる

「上から声がする」

オビの言葉に顔を上に向けた

一瞬、ほんの一瞬だけその子と目があった

『白雪っ！？』

「え･･･？」

私の名前を呼んだその子は隣に落ちた

え、隣？；

横を見てみるとオビの上に女の子がかぶさっていた

これがAとの出会いだった―――