月ヘト願フ【赤髪の白雪姫】 (ページ11)

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部屋２ページ11

シンside

オビの質問にあたふたするA

「しばらくこちらに滞在するのであれば部屋を用意するが･･･」

なかなか返事をしないAにゼンが提案する

しかし、そんなゼンの提案に首を振った

『い、いえ！；そんなの悪いですよ！；』

この子はバカなのか･･･

内心Aに呆れながら、僕が代わりに返事を返す

「大丈夫です。Aは僕の部屋で寝泊まりさせますよ」

「やらしーね」

オビは無視だ無視

すると、それを知らないAは驚いた顔をして側に駆け寄って小声で話しかけてくる

『ちょ、待って。何でそうなるの』

「この方が好都合だからね」

『こ、好都合って･･･；』

まだ何か言いたげなAを無視し、ゼンに向き直る

ゼンはそんな僕に驚く

「それで構いませんか？」

「構わないが･･･A殿もそれでいいか？」

確認の為Aにも聞く

Aは渋々頷いた

「これからよろしく頼むな、A殿」

『え、あ、はい』