第11話 ページ13
ルーク「今日もよろしくね。」
『はいっ、お願いします先生!』
ルーク「おや、ふふっ、先生なんて何だかくすぐったいね。」
『是非呼ばせてください。』
ルークさんと私は、食堂で隣り合わせに座り、ご飯を食べながら話していた。
やはり周りからの視線は気になったものの、私はルークさんの話を真剣に聞いていた。
ルーク「髪と肌は説明したから……次は手だね。」
『手…?』
※ここから飛ばしても大丈夫です。
ルーク「そう、手、だ。手はその人のこだわりを意味する。どんなに髪が綺麗でお洒落な服を着ていても、手が綺麗でなければ魅力は半減するよ。
逆に、爪先まで綺麗に出来ているという事は抜かりのない美しさを感じさせる。」
『確かに、手って人が1番使う部位ですよね。』
ルーク「ああ。だから疎かにしてはいけないよ。」
※ここから読んでください。
『なるほど…。手はどんな手入れをするんですか?』
ルーク「まずは、爪の形を整えて、甘皮の処理をする所からだね。」
『甘皮って… 爪の生え際の、爪と皮膚の境目にある張り付いた皮のことですよね?』
ルーク「そう、ここで1つ提案だ。」
ルークさんはそう言うと私の手をすくい上げた。
ルーク「爪の手入れはとても難しくてね…下手すると手を傷つけてしまう可能性がある。
だから、私に君の爪を手入れさせておくれ。」
『え、ええ、逆に良いんでしょうか!?』
ルーク「もちろん!今日は放課後も僕の寮においで。君の手を美しくして差し上げよう!」
『わぁ、ありがとうございます!』
ルーク「あ、それと、頑張る君への囁かなプレゼントだ。」
渡されたそれは、パッケージが可愛いハンドクリームだった。
『か、可愛い〜!良いんですか!?』
ルーク「ああ。ふふ、喜んでもらえたようで嬉しいよ。」
『ふふ、大事に使います!』
私はそのハンドクリームを握りしめた。
嬉しくて、わくわくして
こんな気持ちは初めてだった。
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りんご - 自分に自信がなくっても変われちゃいますよね…!ツイステ関係なく一つの物語として楽しませてもらえました!!続きがとっても気になりますね!!私も主人公みたいに自分磨きやってみようと思います!!素敵な物語ありがとうございます!! (7月31日 16時) (レス) @page46 id: 7720c64697 (このIDを非表示/違反報告)
どこかのだれか - アリアちゃんの姿ビフォーアフター欲し((((((まだ言うか あと大好きすぎる。俺のめっちゃタイプ (2021年2月24日 20時) (レス) id: 0560b64175 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 有川 なつめさん» 確かに真逆すぎるヒロインですね笑笑笑。そういう風に解釈とか考察とかもらえるの嬉しい…!ありがとうございます! (2021年2月22日 23時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - 一見みんなヘーゼル様だけじゃなくてアリアちゃんにも惚れてるやん、って思うかもだけど、この面では、2人が同一人物説は都合がいいよ。やっぱ美しいオーラはなかなか変わらないのかな? (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
有川 なつめ - この子ヘーゼル様の本名&昔の姿説だったらなんかエモいと思う。なんか監督生に、美は異性をねじ伏せるために使うものじゃないって伝えるためにまた名前と姿変えてNRCに戻ってきたのかも(んなわけないだろ) (2021年2月22日 22時) (レス) id: b1989a31af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2020年11月9日 18時