屋上でのひととき

Purple ページ6

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授業中の、静かな雰囲気の校舎を歩く。






授業中の時間に廊下を歩くと、

独特の静かさと雰囲気に少し優越感を感じる。






自習の時間。






静かにしてたら何しててもいい。



学校の中でも特に授業の緩い先生が、そう伝えて

そそくさと教室を出ていった。





それからクラスでは寝てる人や喋っている人、

イヤホンしてスマホをいじる人、

勉強する人、と様々で。





そんな中私は、友達に断りを入れて

勝手に教室を出て、屋上に向かった。





また深澤先輩〜？なんて弄られたが

テキトーにあしらって、教室を出てきた。






火曜日の2 限、たしかこの時間は、数学だったな。




この時間ならいる気がする。




そう思い、会える保証はないけど、足を進める。





特別会いたいわけじゃないけれど

勉強するのも面倒だしどうせならと思って

何も連絡を入れずに向かうことに。




本当にサバサバしてるよね、なんて

よく友達には言われる。


普段はそんなに執着するタイプではないが

彼に対しては、そうでも無い気がする。

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