シマ・アイランドの側近 ページ4
side:センラ
アイランド家とスロープ家の争い。
俺だって、最初はシマ様と同じ気持ちだった。
なんでこんな無駄な争いを続けるんだろう。
ただ亡くなるものが増えてしまうだけじゃないか、と。
あの出来事があるまでは...
ーーーーーーーーー
昔、俺とサカ・スロープの側近であるうらたはとても中がよかった。
お互いの主人も、仲がよかったし。
よくシマ様とサカ・スロープが遊んだり、剣術を磨いたりしている時、お互いの主人について語り合っていた。
センラ｢聞いてくださいようらたん〜｣
うらた｢ん？どーしたセンラ｣
センラ｢この前シマ様がねぇ、なんかいきなり悲しそうな歌うたいはじめたんですよ｣
うらた｢へぇ、それで？｣
センラ｢それがねぇ、オリオン座の下で男女の営みしようZE☆って言う歌で...(某ホクロさんの歌枠より)｣
うらた｢え...大丈夫？シマ様病気？？｣←
センラ｢そろそろあの人やばいかもしれん...しかもな、センラ勇気出して聞いてみてん。なんの歌ですか〜って｣
うらた｢え、お前すげぇな｣
センラ｢そしたら綺麗なお姉さんとS☆Xしたいなぁって歌や！ってニコニコ笑顔で言われたんよ...恐ろしいわ...｣
うらた｢ええ...まぁうちのサカ様は毎日俺が言わないとノーパンのまま過ごすっていうヤバいやつだが｣
センラ＆うらた｢俺らの主人やばくね？｣
俺らは主人がお互い結構やばいやつだったのでめちゃくちゃ気があった。←
それにうらたは年上ということもあり、色々相談に乗ってもらったこともあった。が...
そして約束した。
俺たちでお互いの国民を守り、主人を正しい道へ導こうと。
それは、王様が亡くなってもなお続いた。
しかし、そんな約束をうらたはすんなり破った。
ある日、アイランド家に突然スロープ家の軍がやってきた。
それも凄い数だった。
その日はシマ様は別荘にいたため、指揮官がいなかった。
そう、スロープ軍はアイランド軍の大将がいない時を見計らって本拠地を襲いにきたのだ。
シマ様が別荘にいることを知っているのはうらたのみ。
つまり、うらたが指揮した以外考えられないのだ。
う ら た は セ ン ラ と の 約 束 を 破 っ た
これ以上にショックなことは無かった。
ずっと信頼してきた彼が、裏切るなんて...
その時は怒りで冷静になれて、的確な指揮をとれたので、どちらの軍も傷つくことはなかったため、シマ様とサカ様は事情を知らない。
センラ｢うらたん...なんでなん...｣
続く
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kotonesama_tnk(プロフ) - はじめまして。先程こちらの作品を見つけて読ませていただきました。親同士のせいでの子の代まで続く対立…なんかこう…グッときます。良ければ続きの方、出していただけないでしょうか。ご検討の程宜しくお願い致します。 (2020年11月19日 22時) (
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作者名：SURUMEα | 作成日時：2019年12月15日 21時
