◆川上憲史×先輩◇ ページ43
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夏祭りって楽しいってイメージありますよね。
私もそのつもりで来ましたもん
……でも夏祭りがこんなに怖いものだなんて知らなかった
あ「あのすいません。ほんと離して下さい」
「えーいいじゃん。君1人でしょ?」
あ「友達と来てます!」
「そのお友達見当たらないけど?」
あ「屋台に食べ物買いに行きました」
嘘は言ってない。本当のことだ、
ただ友達かと言われたらハテナな部分はある
何故なら相手が川上憲史先輩だから
友達…は失礼すぎるけど彼氏だと言うにはおこがましすぎる。
だから友達としか言いようがない。
仮に先輩だと言えばコイツらは諦めるわけがない
あ「本当にやめてください!」
「あーもうしつこいなぁ…諦めろって」
あ「きゃっ、」
さっきまで抵抗してたら動かなかったのに
男が力を入れた瞬間抵抗してても身体が動いた
ということは今まで本気の力ではなかったということだ
私はそのまま暗い所まで連れて行かれた
あ「やだ!離して!!」
「うるせぇな…ちょっと黙ってろ」
あ「やだぁ…っ」
怖い、怖い…
このままこの男に何かされてしまうのだろうか
それだけは絶対に嫌
誰か助けて…
あ「ノリ先輩…っ」
「その手を離せ!! 」
聞きなれた私の好きな声が聞こえた瞬間、私の身体は大好きな香りに包まれた
びっくりして顔をあげるとそこには真剣な顔で男を睨んでるノリ先輩の顔が…
あ「の、り先輩」
川上「これ以上何かするつもりなら警察呼ぶけど」
「ちっ、男連れかよ」
男はそそくさとどこかに行ってしまった
私はやっと諦めてくれたと安堵をしていると物凄い力で抱きしめられた
あ「ノリ、先輩?」
川上「あー…良かった無事で」
何もされてない?と凄く心配してる顔で言われて大丈夫ですと答えると安堵の表情を見せるノリ先輩
川上「ごめん、俺が1人で買ってこなければ良かった」
あ「そんなことないです!ノリ先輩が助けてくれたおかげで私は今無事なんですから!そんなに自分を責めないで下さい」
川上「でも本当にごめんね?」
怖かったでしょ?とノリ先輩に頭を撫でられた瞬間さっきまでのことを思い出して怖くなった。もし、ノリ先輩が私を見つけなかったら…そう考えただけで
あ「…っ、う」
川上「怖い思いさせてごめんな」
私の頭を撫でている貴方の手は凄く暖かい
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【冰夊さんリクエスト】
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真島 - 初めまして!真島っていいます!これからも頑張ってください! (2017年9月26日 22時) (レス) id: 3454d2b58a (このIDを非表示/違反報告)
チー(プロフ) - ありがとうございます(*^^*)すごく嬉しいですこれからも楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年9月24日 21時) (レス) id: 5fbec716d0 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - お疲れ様でした(笑)いつも楽しくみてます!私のところでは秋祭りもあるので今祭りの短編集見ても何も季節外れじゃないですよ!笑 私もホワイトデー短編集が楽しみです (2017年9月24日 19時) (レス) id: 3454d2b58a (このIDを非表示/違反報告)
桜色舞姫 - 初めまして!八千代さんの短編集楽しく拝見させていただいてます!!完結おめでとうございます!これからの短編集も楽しみにしています!頑張ってください! (2017年9月24日 18時) (レス) id: 74dea0fe39 (このIDを非表示/違反報告)
杉本(プロフ) - 初めまして!この短編集めっちゃ面白かったです!また他の短編集楽しみにしてます!特にホワイトデーが楽しみです!私前のバレンタインデーを見たんですけどその感じでホワイトデーは最高です(笑)頑張ってください! (2017年9月24日 17時) (レス) id: 3be2befa99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八千代 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/smmy1007
作成日時:2016年7月20日 22時