◇降谷暁×同級生◆ ページ26
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注意.中3設定
来年から彼は東京に行ってしまう。
私が密かに恋をしていた男の子
東京に行ってしまったら、もう君と会うこともないだろう
だから
「一緒に夏祭り行きませんか?」
【当日】
あ「ごめんね？待った？」
降谷「大丈夫」
あ「じゃあ行こっか」
降谷「…ん」
いつも通り無口な降谷くん。
今日はちょっとお洒落して浴衣を着てみたけど
あ(…やっぱり言ってはくれないか)
似合ってると降谷くんに言って欲しかった。
言ってくれないのはわかってたけどね
あ「…きゃっ」
人が多いせいか人とぶつかってしまう
降谷「大丈夫？」
あ「うん。やっぱり人が多いね」
降谷「……ごめん、もう少しゆっくり歩けば良かった」
あ「ううん、全然大丈夫！ごめんね、慣れない下駄だから」
申し訳なくなって笑って言ってみたけど
きっと力のない笑顔だったと思う。
すると降谷くんは私の手を握って歩き出した。
あ「え、あの…降谷くん？」
降谷「こうした方がはぐれないと思ったんだけど…」
嫌だった？と顔を覗き込まれてたけど、私は俯いてしまった。
きっと今の私の顔は真っ赤だから。
なんとか勇気を振り絞って「ううん。嫌じゃ、ない」と言った
降谷「…なんかデートみたいだね」
あ「そう、だね…」
ああ、もう。
降谷くんは私をどうしたいの？
今日はずっとドキドキしてる
……あ。
あ「可愛い…」
射的の所にあった髪飾りに目がいってしまった。
俗に言う一目惚れってやつ
降谷「どうしたの？」
あ「あ、いやあの髪飾り可愛いなと思って」
射的の方を指差してそう言うと降谷くんが「僕が取ってあげる」といい屋台へ向かった。
「頑張れよ兄ちゃん！彼女が見てるぞー」
降谷「…一回でお願いします」
屋台の叔父さんの冷やかしにも否定せず淡々と射的の準備をする。
パンッ
あ「…凄い」
一回で当てちゃった
降谷「はい」
あ「…降谷くん射的上手なんだね」
降谷「ううん、たまたま。取れて良かった」
そう言うと降谷くんはホッとした顔で微笑んだ
あ「うん、ありがとう…大事にするね」
絶対に大切にする
あ「降谷くんのことも忘れないから」
降谷「僕も忘れない」
――浴衣、凄く似合ってる。可愛い
最初で最後の夏祭り
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【ニ櫻 知鴉*さんリクエスト】
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真島 - 初めまして！真島っていいます！これからも頑張ってください！ (2017年9月26日 22時) (
レス) id: 3454d2b58a (このIDを非表示/違反報告)
チー(プロフ) - ありがとうございます(*^^*)すごく嬉しいですこれからも楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年9月24日 21時) (レス) id: 5fbec716d0 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - お疲れ様でした(笑)いつも楽しくみてます！私のところでは秋祭りもあるので今祭りの短編集見ても何も季節外れじゃないですよ！笑 私もホワイトデー短編集が楽しみです (2017年9月24日 19時) (レス) id: 3454d2b58a (このIDを非表示/違反報告)
桜色舞姫 - 初めまして！八千代さんの短編集楽しく拝見させていただいてます！！完結おめでとうございます！これからの短編集も楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年9月24日 18時) (レス) id: 74dea0fe39 (このIDを非表示/違反報告)
杉本(プロフ) - 初めまして！この短編集めっちゃ面白かったです！また他の短編集楽しみにしてます！特にホワイトデーが楽しみです！私前のバレンタインデーを見たんですけどその感じでホワイトデーは最高です(笑)頑張ってください！ (2017年9月24日 17時) (レス) id: 3be2befa99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八千代 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/smmy1007
作成日時：2016年7月20日 22時
