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〜貴方 side〜
いや、本当に………いるんだ。そう思いつつ私はどこにいるかというとーー。
『ブラックサンタが実在してたところで、どのみちもう関係ないか。どうせもうすぐここから飛び降りるし。』
人気のないビルの屋上にいる。なんでってそりゃ、生きるのに疲れたからに決まってる。元から20歳になった年のクリスマス、この誰にも邪魔されないこの日に消えたいと思っていた。ブラックサンタが怖かったとかじゃない、単に私のかれこれ数年の夢を崩されたくはなかった。と、身を乗り出したその時ーーー。
｢お、悪い子はここかな？って危ないね！？｣
｢まふまふナイスキャッチ。俺らの努力が無駄になる所だった。｣
『はぁ、なんで嫌な予感が当たるかな……』
そこにはさっきのブラックサンタ。最悪だ。私の長年の夢が崩れる。それは本当に嫌なんだけど。
まふまふ｢嫌な予感って失礼な！！あ、僕まふまふね！！こっちがそらるさん！｣
そらる｢なんでお前が言っちゃうの。ま、いいけど。君はAちゃん、だよね？｣
『え？あ、ブラックサンタでも人の名前はわかってるんだ。ま、そうですけどーー。』
自己紹介されたらとりあえず返す。とりあえず早くこのふたりを追い払いたい。今日逃せばまた1年我慢してこんな世界で生きる、そんなのは嫌だ。
まふまふ｢ね。僕らのことは知ってるんだよね？｣
『ブラックサンタ、ですよね。この街でさんざん言い伝えのある。悪い子にお仕置きするとかですよね。』
まふまふ｢まあ、間違ってはないけど……、そこで僕ら2人から提案があるんだ。｣
『提案………？？いやそんなことはいいんで早く私から離れてくれればそれだけでーーー』
そらる｢さらってやろうか？お前のこと。｣
『っ………！？！？！？』
低い声で、突然耳元で言ってきたのはそらるさんだ。いや、やめて頂きたいし、意味がわからない。
まふまふ｢へぇ、Aちゃんって、耳、弱いんだーーー。｣
『いやこれは違います！そらるさんが急に変なことしてくるからで………ってんんっ！？』
なんで、まふまふさんからキスされてるんだろう。ああ、そうか。今の出来事は全部夢か。ブラックサンタなんているわけがないし、ましてやブラックサンタがこんなにも変なやつのわけがない。そう思うと気がつくと私はーーー。
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華奈(プロフ) - れのさん» 面白いので良きですよwww結構真面目に読んでて最後の再就職を見たときに笑いが止まらなくなりましたww更新待ってますねww (2018年12月27日 1時) (
レス) id: c9d3152c02 (このIDを非表示/違反報告)
れの(プロフ) - 華奈さん» 私でも書いてて笑ったくらいですからね！？(おい)いやあの、普通に同業者にしても良かったんですが歌詞的に普通のサンタポジション必要だなってなってこうなりましたwww (2018年12月27日 1時) (レス) id: 8c2df6bbf1 (このIDを非表示/違反報告)
華奈(プロフ) - 再就職に笑ってしまいましたwwwwちょっと笑いがwww (2018年12月26日 0時) (レス) id: c9d3152c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れの | 作成日時：2018年12月21日 22時
