今日も今日とて仕事が多い［名探偵コナン］Wild Police Story

5話　来訪者 ページ5

ショウと話しているうちに警察学校に着き、医務室へ行く


『えっ！？父さん？！』
ショウ「父さん？！」

医務室には本来なら病院にいるはずの父と鬼塚さんがいた

鬼塚さんは、どことなく体調が悪そうだった


父「A、それにショウも」
『父さん、病院は？』

私とショウは荷物を置きながら、父さんに聞いた

父「今日の拳銃訓練でトラブルがあってね、緊急で来たんだよ。大丈夫、怪我人はいないし、鬼塚くんも無事だ」
『やっぱり、鬼塚さんに何かあったんですね。。大丈夫でしたか？』
鬼塚「あぁ、問題ない。。しかし、ちょっとばかり……いや、かなり面倒な奴らに仮を作ってしまってな……」

面倒な奴ら……

鬼塚さんの所の問題児組か

　
父「じゃあ、私は病院に戻るよ」
鬼塚「すまなかったな」
父「いや、君が無事で良かったよ。何かあったら娘に言ってくれ、医師免許は持ってないが医師並みの知識量は十分にあるからな」

はは……

父さん、医師免許を持ってない奴は本来医療行為は出来ないんだからな

　
父さんは私の横にいたショウに話しかけた

父「今日はショウも来たんだな」
ショウ「おう！晩御飯は姉ちゃんのカレーだぜ！？」
父「お、じゃあ帰りは寄り道せずに帰るか」
『だからいつも変に遅かったのか』
父「あはは……」

父は苦笑いして、私の肩に手を置いた

父「頼んだぞ」

……

『娘が私で良かったな』



鬼塚さんと父さんが部屋を出て、私とショウは課題を机に広げて勉強していた


コンコンコンっとノックされた

『どーぞ』

流れで返事をすると、ドアが開いた

「あ！Aちゃん！」

突如名前を呼ばれ、顔をあげると

『諸伏さん、それに降谷さんに松田さん……じゃあ、あとのお二人含めて問題児組……』

「えっ、俺らそんな問題児やってないけど？！」
松田「コイツが萩原な」
「コイツらが世話になったみたいだな」
降谷「こっちが伊達班長だ」

5人はまるで医務室を友達の部屋と勘違いしているかのようにハイテンションだった

萩原「Aちゃん？だよね、みんなの間で有名よ？可愛い医務室の女の子って」
『え、キモいですね』
松田「辛辣だな」

『で、どうかされたんですか？』
降谷「昨日のガーゼを変えてもらおうと思ってね」
『あぁ。ここ、座っててください。ショウ、片付けておいて』
ショウ「分かった！」

私の後ろで不思議そうに会話を聞いていたショウに指示をして、私は薬箱を取りに行った

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