検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:214,850 hit

29(Yside) ページ29

**********


今日はレギュラー番組の新企画の打ち合わせ。

もちろん全員参加な訳で…



昨日のニカ千の喧嘩…

結局仲直り出来ないまま帰ったみたいだけど、今日、大丈夫かな…。



先に会議室に入ってきた千賀は、さっきからミツとずっとじゃれ合ってて…

俺達は4人固まってそれを遠巻きに見てる。


きっとミツなりの配慮なんだろうな。

今の俺達は、全ての事に臆病になり過ぎてる…。





会議まで後少し。


おいおい、ニカのやつ…まさかドタキャンじゃないだろうな…


気になってスマホを手にした時、静かに開いた扉。





ニカだ。





ニカの姿を見た健永はぴくっと肩を震わせ、一瞬表情を硬くした。

それを見たミツが耳元で何か囁いてる。

ニカは扉の前で立ち止まり、チラリとミツを見た。

ミツはそれを待っていたかのように視線を合わせると、いつもみたいに口角を上げてニコリと微笑んで見せた。


ゆっくりと健永に向かって歩き始めるニカ。

それを待ち受ける様に立ち上がる健永。


まるで、映画の様に繰り広げられる光景。





「「あの…」」





2人の声がシンクロする。

思わず顔を合わせて苦笑い。



そして





「「昨日はごめん」」





またシンクロした(笑)





「どんだけ仲良いんだよ。」





ミツが呆れ顔を作って突っ込む。

でもね、隠せてないよ、その口元の緩み(笑)





「これで仲直りだね。」

「もう、ホント心配したよ〜」





玉と宮田が微笑むと、一気に楽屋の空気が和む。



きっとミツが2人を取り持ってくれたんだろうな。


ニカも健永もミツから離れないもん(笑)





楽屋がいつもみたいに笑いでいっぱいになり始めた頃、太輔がゆっくりと3人に近付いて行った。





「俺…ドラマの仕事受けるよ。」

「藤ヶ谷。」

「千賀も二階堂もありがとな。2人が一生懸命俺の事考えてくれてて…嬉しかった。皆も…黙って俺の事見守ってくれて…ありがとう。俺、自分が戻って来れる場所があるって気付いたから…頑張ってみるよ。」





少しずつ戻り始めた俺達の空気…

その輪の中には、いつも必ずミツがいる…







.






.

30(Sside)→←28(Kiside)



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
393人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 北山宏光 , 絆系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MISA | 作成日時:2014年7月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。